米AMDは23日、Piledriverコアを採用する第2世代AMD FXシリーズを発表した。Visheraの開発コードネームで知られていたパフォーマンスユーザー向け新世代CPUだ。ラインナップと価格は「FX-8350」(195ドル)、「FX-8320」(169ドル)、「FX-6300」(132ドル)、「FX-4300」(122ドル)で、最上位のFX-8350では8コアでの定格4GHz動作を実現している。

今回発表になった第2世代AMD FXシリーズは、Bulldozerコアを採用するZambezi(開発コードネーム)こと第1世代のAMD FXシリーズを改良した後継CPUで、同社の新たなハイエンドCPUシリーズとなる。CPUの製造プロセスは32nm、ダイサイズは315平方mm、トランジスタ数は12億個。対応チップセットは従来と同じAMD 9シリーズで、Socket AM3+そのままが利用でき、AMD 9シリーズのマザーボードはBIOSアップデートのみでVisheraを動作させることができる。

AMD 9シリーズのAM3+プラットフォームを流用できる

ほか、各モデルの主な仕様は以下の表の通り。

モデル FX-8350 FX-8320 FX-6300 FX-4300
コア数 8 8 6 4
定格クロック 4GHz 3.5GHz 3.5GHz 3.8GHz
Turboクロック 4.2GHz 4GHz 4.1GHz 4GHz
L2キャッシュ 1MB×8 1MB×8 1MB×6 1MB×4
L3キャッシュ 8MB共有 8MB共有 8MB共有 4MB共有
TDP 125W 125W 95W 95W
倍率ロック フリー フリー フリー フリー
価格 195ドル 169ドル 132ドル 122ドル

ラインナップ一覧と主な仕様

実性能など詳細については、別途こちらのベンチマーク特集記事をご覧いただきたい。