トップレス写真が掲載された英キャサリン妃とウィリアム王子。バッキンガム宮殿のスポークスマンは「決して踏んではならない線を踏み越えた」と怒りをあらわにしていていたが、はたしてこの問題の結末は (C)BANG Media International

英キャサリン妃のトップレス写真を掲載し物議を醸していた仏クローサー誌が、英王室によって起訴されることがわかった。

ウィリアム王子自身も、日光浴をしている最中に無断で撮影したパパラッチ個人と、その写真を購入して掲載した同誌への起訴を望んでいるという。だが、9月17日にはイタリアの週刊誌チーが、さらに50枚の新しい写真を掲載した26ページの特集号を組んでいる。チー誌には、エリザベス女王直々に掲載を控えるように電話があったというものの、同誌編集者アルフォンソ・シグノリーニ氏は、次のようなツイートを残している。

「大丈夫、エリザベス女王のトップレス写真は掲載しないとお約束しますから」「これらの写真は決して攻撃の意図があるものでも、悪趣味なものでもありません。誰の尊厳も傷つけるようなことはないですよ」とツイートしている。チー誌は6年前にもウィリアム王子の母親の故ダイアナ元妃の死の直前の未公開写真を掲載したことで物議を醸していた。

そんな仏クローサー誌と伊チー誌は、共にイタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ前首相が所有するモンダドーリ・メディア・グループの傘下であり、当のベルルスコーニ前首相も自身のスキャンダル時にはパパラッチによって撮られた写真の差し止めを求めて起訴した経緯もある。

今回の起訴によってクローサー誌と、同誌の編集者ローレンス・ピオ氏の両者は1年の懲役刑と3万6000ポンド(約457万円)の罰金を支払う可能性が出てきている。

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