パナソニックは25日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズの新製品として、明るいライカレンズを搭載し、高画質・高品質を追求した「DMC-LX7」を発表した。発売は8月23日予定で、価格はオープン。ボディカラーはホワイトとブラックの2色で展開。月産台数は2,000台の予定。

F1.4の明るいライカレンズを搭載した「DMC-LX7」

デジタルカメラ市場において一眼への需要のシフトと高級コンパクト市場の活性化が進む中、高級コンパクトは各社がしのぎを削る成長カテゴリーとして注目を集めている。この「DMC-LX7」は、小型ボディに世界最高クラスの明るさF1.4の「LEICA DC VARIO-SUMMILUX」レンズを搭載。従来のコンパクトデジタルカメラでは不可能だったボケの表現や、暗所での高速シャッターを実現した。センサーは高感度・高ダイナミックレンジの新開発の1/1.7型新高感度MOSセンサーで、ISO80~12800(拡張)の幅広い感度設定が可能。また、16種類のクリエイティブコントロールも搭載するなど、コンパクトカメラでの写真表現の幅を大きく広げている。

また、開放値の小さい(いわゆる「明るい」)レンズには欠かせないNDフィルターをすばやく呼び出せるND/FOCUSレバーをボディ背面に配置。オプションの外付けライブビューファインダー「DMW-LVF2」にも対応するなど、ハイアマチュアユーザーのニーズを満足させる操作系や各種オプションアクセサリーも充実させた。一方、動画撮影機能はAVCHD Progressiveをサポート、高画質なハイビジョン画質を気軽に楽しむことができる。パナソニックでは、LUMIX DMC-LX7をミラーレス一眼ユーザーのサブ機として、また、既存のコンパクトデジタルカメラユーザーのステップアップ機として提案していく考えだ。

その他の主な仕様は、撮像素子が有効約1,010万画素の1/1.7型高感度MOSセンサーで、レンズが焦点距離24~90mm相当の光学3倍ズーム、開放F値がF1.4~F2.3、手ぶれ補正がPOWER O.I.S.(ON/OFF可)となっている。

対応感度はISO80~ISO3200(拡張時6400/12800)、記録メディアは内蔵メモリ(約70MB)とSD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用可能で、記録形式は静止画がRAWおよびJPEG(DCF/Exif 2.3準拠)、3D静止画がMPO、動画がAVCHD Progressive/AVCHD/MP4。動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(1080/60p)となっている。

サイズは約W110.5×H67.1×D45.6mm(突起部を除く)。重量は本体のみで約269g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約298gだ。