マドンナ大ヒット曲「ヴォーグ」の著作権侵害が一筋縄ではいかない理由

 

7月15日にはパリ郊外で行ったライブで、フランスのマリーヌ・ルペン党首の顔にナチス・ドイツの鍵十字を重ねたビデオ映像を使用したとして仏極右政党に「侮辱罪」で提訴されたマドンナ (C)BANG Media International

マドンナが著作権侵害で訴えられている。1990年の大ヒット曲「ヴォーグ」のミックスの中で、ザ・サルソウル・オーケストラが1977年に発表した「オー・アイ・ラブ・イット(ラブブレイク)」の弦楽器やトランペットの演奏部分を無断で使用したとして、米レコード会社「VMG サルソウル」から著作権法違反で起訴されたという。

同社によるとサンプル曲は、特殊なソフトウェア解析をしなければ判別できないように、意図的にミックスに埋め込まれているらしい。同様のケースとしては、今年5月にビースティ・ボーイズが、疑わしい部分を分離して、入念な音響分析をされた結果、トラブル・ファンクの音源を無断でサンプリングしたとして、起訴されている。

ただマドンナが訴えられた本件が一筋縄ではいかないのは、ザ・サルソウル・オーケストラの同オリジナル曲は、「ヴォーグ」のミックスを手がけたシェップ・ペティボーンによってミックスされたという事実があるからだ。「VMG サルソウル」側は損害賠償と『ヴォーグ』の収益の一部を求めている。

(C)BANG Media International

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