南海電鉄と高野山真言宗総本山金剛峯寺(和歌山県高野町)は、都心で気軽に高野山を体験できる期間限定イベント「高野山カフェ」in 丸の内ハウスを開催。期間は8月31日から9月9日まで。写経体験やオリジナル精進料理、声明ライブなど、盛りだくさんの内容で実施される。

「高野山カフェ」は首都圏にて世界遺産・高野山と現地へのアクセスを担う南海電鉄の認知度アップをめざすイベントで、開催は今年で6回目。夏の恒例イベントとして、3年連続の会場となる新丸の内ビル7階「丸の内ハウス」(東京都千代田区)は、期間中、魅力的な“高野山体験”が目白押しとなる。

昨年の声明ライブの様子

写経体験の様子

高野山僧侶の直接指導による写経や瞑想体験は人気のメニュー。会場内の共有エリアであるライブラリーにつくられた畳敷きの写経スペースは、壁には曼荼羅(まんだら)がかけられ、ほのかにお香のかおりも漂って本格的なお寺のような雰囲気。随時開催・予約不要で、夜は23時まで体験できるので、仕事帰りにも気軽に立ち寄れる。お経に旋律をつけて唱える仏教音楽である“声明(しょうみょう)”のライブも毎年好評を得ている。ミラーボールが輝くフロアに響き渡る僧侶たちの力強い声と言葉は迫力満点だ。

そして注目は、今年初登場のコンテンツ「僧侶と語らナイト」(予約不要先着順)。普段なかなか話す機会のない僧侶とのフリートークタイムを楽しんでもらおうという企画は、まさに、同イベントでしか味わえない高野山体験だ。ほかに仏像講座、精進料理講座(ともに予約制)など。同会場で実施の体験メニューはすべて無料となっている。

オリジナルの精進料理と精進スイーツ全27品が登場

もちろん、カフェメニューも充実。丸の内ハウス内のレストラン全9店舗では、今年もオリジナルの精進料理が提供される。野菜や豆、海藻類中心のヘルシーで彩り豊かなお膳など、各店舗のシェフが工夫を凝らしたメニューを楽しみたい。精進スイーツも見逃せない。野菜を使ったひんやりデザート、米粉を使ったティラミス、ブランマンジェなど、暑さに疲れたからだにやさしい新感覚スイーツが勢ぞろいする。

精進料理はお土産にも登場する。白ゴマに吉野葛でつくる真っ白なゴマ豆腐や、シイタケや高野豆腐などを使ったレトルトパックのヘルシーカレーなどが、高野山カフェオフィシャルグッズとして販売される。

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