パナソニックは6月4日、デジタルレコーダー「DIGA(ディーガ)」シリーズの新モデル「DMR-HRT300」を発表した。発売は6月25日で、価格はオープン。推定市場価格は55,000円前後となっている。
テレビ番組の録画以外に、デジカメやスマートフォンで撮影した写真を取り込み、ショートムービーの作成などを行えるレコーダー。同社では「フォトレコーダー」という呼称を付している。撮影した写真は、デジカメやスマートフォンを本機にUSB接続したりSDカードやmicroSDカードを本機のスロットに挿し込んだりするほか、専用アプリ「DIGA Contents Link」を使えば無線LAN経由での転送で取り込むこともできる。DIGA Contents Linkはの対応OSは現時点でAndroidのみ。
なお、無接点充電規格「Qi(チー)」に対応しており、同規格対応のスマートフォンを天板に置けば充電が可能だ。
取り込んだ写真にテンプレートデータやBGMを組み合わせて自動でショートムービーを作成する「おまかせクリップ」や、Facebookやmixiなどのあらかじめ指定しておいたSNSへ自動アップロードする機能などが搭載されている。おまかせクリップでは写真から顔の検出などの処理が行われる。
テレビ番組用のレコーダーとしての機能も充実。最大15倍の長時間録画モードにも対応しているのに加え、USB接続の外付けHDDへの録画にも対応しているので、HDDの空き容量を気にせずに気になる番組を保存できる。外付けHDDは最大8台までの登録が可能だ。そのほかにも、「スカパー!HD」チューナーを接続しての録画や、録画番組や放送中のテレビ番組を別の対応機器へ転送できる「お部屋ジャンプリンク」機能にも対応する。
その他の主な仕様は次の通り。搭載するチューナーは地上/BS/110度CSデジタル×各1基で、内蔵HDD容量は500GB。接続インタフェースはHDMI出力×1系統、LANポート(100BASE-TX)×1基、USBポート×1基を備えるほか、SD/SDHC/SDXCカード対応のカードスロットを搭載する。
本体サイズはW180×D216×H69mm(突起部含む)、重量は約1.8kgだ。