パナソニックは31日、防水タイプのポータブルテレビ「ビエラ・ワンセグ SV-ME1000」を発表した。発売は6月25日で、価格はオープン。推定市場価格は43,000円前後となっている。

本体カラーはレッドとホワイトの2色をラインナップ

OSにAndroid 2.3を採用し、ワンセグテレビとタブレットの一台二役をこなす製品。風呂場でのテレビを楽しめるように防水仕様(IPX6/7相当)になっているほか、水回りでも使用可能なタッチパネルを搭載する。

無線LANによるネットワーク接続や、パナソニック製品独自のリンク機能「お部屋ジャンプリンク」にも対応しており、サーバー機能搭載の「ディーガ」シリーズで録画した番組を、本製品で視聴することも可能だ。配信対応の「ディーガ」シリーズは、パナソニックのWebサイトで確認できる。

「お部屋ジャンプリンク」機能の利用イメージ

ネットワーク接続により、「Google Play」から好みのアプリをダウンロードしたり、Webブラウジングを楽しんだりすることも可能となっている。なお、無線LANの接続はWPS(Wi-Fi Protected Setup)に対応しているので、同機能に対応する無線LANルーターと併用すれば、面倒なセキュリティ設定もワンタッチで行える。

そのほか、前面に有効約30万画素、背面に有効約200万画素のカメラを内蔵。撮影した画像は内蔵メモリ(ユーザー使用可能領域:約1.94GB)やSD/SDHC/SDXCカードに保存が可能だ。

電子書籍も楽しめるように縦表示も可能

主な仕様は、ディスプレイが7V型・800×480ドットの液晶方式で、視聴可能なテレビ放送がワンセグ(UHF13~62ch)、内蔵メモリへのワンセグ放送の録画可能時間は約11時間となっている。SDカード1枚への録画は容量にかかわらず最大99番組。再生可能なファイル形式は動画がH.264、MPEG-4、WMV、静止画がJPEG、音楽が3GP、MP4、M4A、MP3、WMA。

無線LANの対応規格はIEEE802.11b/g/nで、そのほかBluetooth(バージョン2.1+EDR)やmicroUSB/USB 2.0ポート、SD/SDHC/SDXCカード対応のカードスロット、ヘッドホン出力(3.5mmステレオミニ)などのインタフェースを備える。搭載するスピーカーの実用最大出力は300mW×2。

バッテリーは内蔵式のリチウムイオン充電池で、電池の最長持続時間はワンセグ視聴時で6時間、ワンセグ録画時で5時間30分、動画再生時で6時間30分、お部屋ジャンプリンク利用時で5時間となっている(いずれも明るさ最小時)。

サイズはW191.5×D16.6×H131mm、重量は約479gだ。