オリンピックのイタリア代表には、ジャケットにブルゾン、ウインドブレーカー、ベスト、ポロシャツなど1人あたりに約50着が支給されるという。写真はジョルジオ・アルマーニ (C)BANG Media International

ジョルジオ・アルマーニが、イタリア・オリンピックチームのユニフォームを公開した。今夏のロンドン五輪に先立ち、アルマーニは、ミラノにあるアルマーニ・シアターで、同国のスポーツ選手用に制作したEA7エンポリオ・アルマーニのコレクションを発表している。

アルマーニは、自身のファッション領域から抜け出して、スポーツ用のコレクションを作ることに大変な刺激を感じているようで、イタリア選手の応援のためにロンドンへ行きを計画しているとWWDに話した。「慣れてぬくぬくとしたファッションの領域から飛び出して、スポーツマンの精神に感情移入するために自分のエゴを捨てるのはとても刺激的なことなんだ」

このオリンピック・ユニフォームには、白とミッドナイト・ブルーを基調とし、アシンメトリーなデザインが施されたトレーニングウェア、Tシャツ、ランニングシューズ、運動用パンツ、スーツケース、ナイロンのジャケット、そして赤と緑の柄のイタリア国旗風ポロシャツなどがある。さらに、オリンピック用ポロシャツの襟の下の青い帯にはイタリア国歌の最初の歌詞が刺繍されており、以降の歌詞がジャケットとトレーナーの内側に金色で書かれている

一方、イギリスのステラ・マッカートニーは、ユニオンジャックにひらめきを得て、イギリスのオリンピックチームのユニフォームをデザインしている。ステラはこれまでイギリスの国旗がありとあらゆるものに使われてきたことを承知の上で、チームとして一致団結するには、同じカラーが必要だと話している。

「オリンピックを盛り上げるために、タクシーやクッション、マグカップとその柄が使われすぎているとは重々承知していたわ。だから国旗で何か違ったことをしたかったの。でもその美しさをそれでも尊重したわ。実際、ユニオンジャックの色使いは他の国旗とても良く似ているから、選手たちには本当にイギリスチームとして一致団結してもらえるようにしたかったの。だから私は同じ事を表すのに違う色を使ったのよ」。

(BANG Media International)

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