キヤノンは22日、ADF/FAXを標準搭載したビジネス向けのA4インクジェット複合機「PIXUS MX893」と「PIXUS MX513」を発表した。発売時期と店頭予想価格は、「PIXUS MX893」が5月下旬で29,980円、「PIXUS MX513」が4月下旬で19,980円。

PIXUS MX893

「PIXUS MX893」

給紙は前面と後面の2系統

クラウドサービスやスマートフォンとの連携を大きく強化。iPhone/iPod touch/iPadやAndroid端末に保存された写真などを直接プリントできるほか、スキャンしたデータもこれらの端末で直接受け取れる。また、「PIXUS クラウドリンク」サービスにより、オンラインアルバムの写真を直接プリントしたり、メモ用紙などの多彩なフォームを印刷する「Web定型フォームプリント」を利用可能。AppleのAirPrintや、Google Cloud Printにも対応する。

使用する機能によって表示キーが変わる「デュアルファンクションパネル」

印刷解像度は最高9,600×2,400dpiで、最小インク滴は1pl、総ノズル数は4,608ノズル。全5色のインク(顔料ブラック、染料ブラック/シアン/マゼンタ/イエロー)は、独立カートリッジ。給紙は後トレイと前面の普通紙専用給紙カセット、給紙容量はそれぞれ150枚。

イメージセンサーは光学2,400×4,800dpiのCIS。ADFは自動両面読み取りに対応し、容量は35枚、光学解像度は600×600dpi。FAX機能では、メモリカードに保存したFAXデータを直接プリントできる。

インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、100BASE-TX対応有線LANで、オプションによってBluetoothにも対応できる。本体サイズはW491×D448×H218mm、重量は約11.7kg。

PIXUS MX513

「PIXUS MX513」

前面から交換可能なインクカートリッジ

上位モデルのPIXUS MX893と同じく、iPhone/iPod touch/iPadやAndroid端末との連携や、AppleのAirPrintに対応する。ただし、「Web定型フォームプリント」やGoogle Cloud Printには対応しない。PIXUS MXシリーズの下位モデルとしても、操作パネルの「デュアルファンクションパネル」を採用した。

使用する機能によって表示キーが変わる「デュアルファンクションパネル」

印刷解像度は最高4,800×1,200dpiで、最小インク滴は2pl、総ノズル数は1,792ノズル。全4色のインク(顔料ブラック、染料シアン/マゼンタ/イエローの一体型)は、本体の前面から交換できる。給紙は前トレイで、給紙容量は100枚。

イメージセンサーは光学1,200×2,400dpiのCIS。ADFは片面読み取りで、容量は30枚、光学解像度は600×600dpi。FAX機能では、メモリカードに保存したFAXデータを直接プリントできる。

インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、100BASE-TX対応有線LANで、オプションによってBluetoothにも対応できる。本体サイズはW458×D385×H200mm、重量は約8.8kg。

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