キヤノンは1月17日、インクジェットプリンター「PIXUS」のプロフェッショナル向けモデルの新製品「PIXUS PRO-1」を発表した。価格はオープンだが、同社のオンラインショップでの販売価格は128,000円。発売は6月を予定している。

今回発表された「PIXUS PRO-1」は12色の新インクを採用することで、従来の「PIXUS Pro9500 Mark II」と比べて、色域が向上し、鮮やかさや立体感、奥行き間が得られるようになったという。新たに搭載された透明インクの「クロオプティマイザー」をインクの上から打ち、プリント表面の段差を低減することで、均一な光沢感と黒濃度の向上を図ったとしている。

「PIXUS PRO-1」

新技術「OIG System(Optimum Image Generating System)」により、ひとつひとつの色に対し、適正なインクの組み合わせとインク滴の配置を選択し高画質を実現するという。

インクタンクは従来機の約2.5倍となる大容量のものを搭載し、インクの交換作業を低減。また、チューブ供給方式のオフキャリッジインクタンクシステムの採用することで印刷速度が向上した。A3ノビフチありカラー印刷が、従来機種に比べ約1.8倍の約4分20秒と高速化するなど高い生産性を可能にするとしている。

主な仕様は、最大印刷解像度は4,800×2,400dpi、ノズル数は12,288。印刷速度はL判フチなし写真で1分50秒、A3カラーで約2分51秒。給紙容量は最大150枚、消費電力は約24W。インタフェースはHi-Speed USBと10BASE-T/100BASE-TX。

サイズは約W695×D462×H239mm。重量は27.7kg。

なお、キヤノンでは同製品を2月9日から12日まで開催される「CP+」で展示する予定だという。