ベネッセコーポレーションが運営するBenesse教育情報サイトは15日、高校生以下の子どもを持つ保護者を対象に実施した、花粉症に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、2011年11月2日に、同サイトの小学校1年生~中学校3年生の子供を持つメンバーを対象に行われ、2,632人から有効回答を得た。

まず、花粉症の症状がある子供がいるかと聞いたところ、40.7%が「いる」、59.3%が「いない・疑いがある」と回答。

次に、子供が花粉症で病院に行く時期を尋ねると、3月が最も多く、その割合は66.2%(「行く」44.1%、「行くこともある」22.1%)。次いで、4月が63.0%、2月が50.1%、5月が44.0%と続いた。また、9月から11月の期間も多かったが、その割合は高い時期でも3月の半分未満だった。

子どもが花粉症の時期、どのような対応・配慮をしているかと質問したところ、1位「手洗い・うがい・洗顔(眼)をさせる」65.0%、2位「マスクを着用させる」64.7%、3位「掃除をこまめにする」41.4%との結果に。「その他」の回答として、「空気清浄機の使用」「薬の服用」なども寄せられたという。

花粉症は子供の学習に影響はあるかと聞くと、「とてもある」8.5%と「まあある」48.2%を合わせた56.7%が「ある」と感じていることが判明。その理由として、目のかゆみや鼻づまりなどの症状が原因で、学習に集中できないと答えた保護者が多かった。また、症状を抑えるために子どもに服薬させたが、「薬を飲むと副作用で眠くなってしまうから、やはり集中できない」といった意見もみられたという。

「お子さまが花粉症の時期、お子さまの学習への影響はありますか?」(出典:Benesse教育情報サイト)

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