Appleの「新しいiPad」発売を前に、iPad向けアプリのアップデート・ラッシュが始まった。2048×1536ピクセルのRetinaディスプレイで、グラフィックスやインターフェイス要素がシャープかつクリアに表示されるように最適化されている。

15日までにRetinaディスプレイに対応したのは、Amazon Kindle、Evernote (Evernote、Skitch for iPad、Evernote Peek)、NYTimes for iPad、Tweetbot、SketchBook Pro(キャンバスサイズが6レイヤーで2048×1536に)、Day One、Star Walk for iPad、Labyrinth 2 HDなど。人気アプリが数多く含まれる。

右がRetinaディスプレイに対応したSkitch for iPadの最新版

ただし、発売前の段階で実際に新しいiPadを手にしているアプリ開発者はごく一部である。EvernoteのAndrew Sinkov氏はブログで「Evernoteは全ての面でシャープかつクリスプ、より鮮やかになった」とアピールしながらも、「私たち自身、新しいiPadを手にして見てみるのを待ちきれない」と語っている。実際に新しいiPadで動作や表示を確認してからリリースされるアプリも多いだろう。新しいiPadの性能をフルに引き出すようなアプリとなると、登場はまだ先のことになりそうだ。