クーラーマスターは29日、エアフロー性能や拡張性、静音性に優れたハイエンドフルタワーPCケース「COSMOS II」を日本市場向けに発売すると発表した。3月9日より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は39,800円前後。
上段と下段に分かれた2段構造を採用。上段と下段で空気の流れる方向が異なり、上段は上+前から後方に、下段は左側面から右側面へと流れる設計となっている。ケースファンは、前部に200mmサイズ/700rpm×1、後部に140mmサイズ/1,200rpm×1、上部に120mmサイズ/1,200rpm×1、下段に120mmサイズ/1,200rpm×2を標準で搭載。最大で10個のファンを取り付け可能。9個のファンをコントロールできるファンコントローラを搭載し、「FRONT(ファン×1)」「TOP(ファン×1)」「HDD(ファン×3)」「GPU(ファン×2)」という4つのグループごとに回転数をコントロールできる。
上段はマザーボードなどを搭載するためのシステムエリアで、5インチベイ×3と3.5インチシャドウベイ×5を搭載する。3.5インチHDDなどを裸のまま差し込めるX-dockスロット×2も装備。下段はストレージ&電源ユニットエリアで、6基の3.5インチシャドウベイを備えている。
前面と上面のカバーはアルミ製のスライド式。サイドパネルは本体の前側を支点にした蝶つがいで接続されており、ドアのように開閉が可能。取り外し可能なダストフィルタを前面/上面/底面に搭載。吸気/排気口は、空気をスムーズに流すハニカムメッシュとなっている。
マザーボードを取り付ける部分に大型のメンテナンスホールを設け、マザーボードを取り外すことなくCPUクーラーなどのメンテナンスが可能。そのほか、ゴムカバー付きの裏配線用ケーブルホール、水冷ホースホールなどを装備する。
フロントインタフェースはUSB 3.0×2、USB 2.0×4、eSATA 6GB/s×1、ヘッドホン×1、マイク×1。対応パーツサイズは、CPUクーラーの高さが190mmまで、グラフィックスカードの長さが385mmまで。背面拡張スロットは10+1(+1は縦配置のスロット)で、2スロット占有タイプのグラフィックスカードを4枚まで搭載可能。
本体サイズはW344×D664×H704mm、重量は約22kg。対応マザーボード規格はExtendATX、XL-ATX、ATX、マイクロATX、SSI EEB、SSI CEB。