Polaroid(ポラロイド)のデジタルイメージング関連製品の日本総代理店であるサミット・グローバル・ジャパンは15日、プリント一体型のデジタルカメラ「Polaroid Z340」を発表した。11月17日発売予定で希望小売価格は32,800円となっている。

3×4インチ(約7.6×10.2cm)サイズの写真プリント機能が搭載され、デザインとともにかつてのポラロイドカメラを彷彿させるカメラ。プリンタ部はインクが不要なZINK Imaging社の「ZINK Zero Ink Printing」技術を採用しており、専用フォトペーパーを本製品にセットするだけで印刷が可能だ。印刷可能枚数は、専用リチウムイオン充電池をフル充電した状態で25枚となっている。撮影可能枚数は75枚だ(フル充電時)。

撮影したその場で印刷した写真を楽しめるインスタントプリンタを内蔵

かつてのインスタントカメラを意識しつつも、夜景撮影やポートレート撮影などに最適な設定を適用できる30種類のシーンモードを搭載。さらに、ポラロイドカメラファン向けの機能として「SX-70」で撮影したような写真やモノクロ写真、セピア調の写真などを撮れる「ポラロイドカラーモード」も備えている。なお、デジタルならではの機能として、1,280×720ドットのHD動画撮影機能も搭載している。

主な仕様は次の通り。有効画素数は約1,400万画素で、レンズは焦点距離42mm(35mmフィルム換算時)、F3.25の単焦点(5倍までのデジタルズームが可能)。対応感度はISO100~ISO6400で、記録メディアはSD/SDHCカードのほか30MBの内蔵メモリが利用可能だ。

上部には2.7型の液晶モニターを搭載。

サイズはW127.5×D155×H65mm、重量はバッテリーを含む状態で約620gとなっている。

製品には10枚のZINKフォトペーパーが付属する。別売のZINKフォトペーパーは、30枚パックで実勢価格が1,980円となっている。

用紙のセット位置は後部となっている

プリント写真は前面から排出される

上部に搭載されている2.7型液晶モニターは可動式