スイス・バーゼルにて開催中の「BASELWORLD 2011」にて、カシオ計算機は「G-SHOCK」の新モデル「GWF-T1000BS」を発表した。限定200本を5月に発売予定で、価格は15万7,500円。

5代目「FROGMAN」をベースモデルとした「GWF-T1000BS」。ステンレスケースを採用したベースモデルより錆びに強く、約26%の軽量化を実現したという

耐衝撃ウオッチ・G-SHOCKの中でも、過酷な環境での使用を想定し、防錆や防塵・防泥といった特性をもつライン「Master of(マスター・オブ) G」。新モデルは、同シリーズの中でも人気が高い、200m潜水用防水仕様を誇るダイバーズウォッチ「FROGMAN」の特別仕様モデルとなる。

FROGMANとして初めて電波ソーラー化を実現した「GWF-1000」をベースモデルとするGWF-T1000BSの最大の特長は、硬く傷つきにくいチタン合金をメタルケースなどに採用した点。FROGMANならではの左右非対称の本体ケース、スクリューバック、サイドボタン、さらにボタン軸に至るまで、純チタンの約3倍の硬度をもつ64チタンを使用することで、堅牢なボディに磨きをかけた。さらに、金属の表面に傷がつきにくくなるDLC処理も施し、タフネス性能を追求している。

潜水時間を10本まで記録するログデータメモリー機能や、インターバルタイム計測機能、タイドグラフ、ムーンデータなどのダイバーをサポートする多彩な機能も装備する

また、本体ケースにボタンシャフトを差し込むためのボタンホールは、加工面の粗さを2.5ミクロンレベルの精度で穴を開け、これまでボタンホールにパイプ状のパーツを通すことで保持していた気密性を、パイプなしでもダイビングに耐えうる構造に仕上げているという。

このほかスクリューバックには、FROGMANを象徴する蛙のキャラクターが立体的に削り出され、1時側と5時側にある飾りビスに人工ルビーを採用するなど特別仕様モデルならではのこだわりのデザインとなっている。なお、歴代FROGMANの変遷については、過去記事にて紹介している。