富士フイルムは25日、広角24mmから望遠576mm相当までをカバーする光学式24倍ズームを搭載したデジタルカメラ「FinePix S3200」を発表した。発売は2月11日で、価格はオープン。推定市場価格は3万円前後。
新モデルは風景写真や日常のスナップに適した広角24mmから、学芸会や運動会、スポーツ撮影に適した望遠576mmまでをカバー。デジタルズーム併用で、最大約160.8倍ズームが可能だ。また、被写体に2cmまで近寄れるスーパーマクロ撮影にも対応し、花や小物などの近接撮影など幅広いシーンで活躍する。開放F値はF3.1(広角)~F5.9(望遠)。
また、撮影をサポートする便利な機能も搭載。「自動追尾オートフォーカス」で主要被写体にピントをロックすると、AFが自動的に被写体を追従。動いている被写体や、被写体をとらえにくい高倍率ズームでの撮影時に威力を発揮する。撮影画像に目をつぶった人がいると知らせてくれる「目つぶり検出」も搭載している。
撮像素子は、正方画素を持つ1/2.3型の有効1400万画素CCDセンサー。CCDシフト式手ブレ補正機能と最高感度ISO6400で手ブレ・被写体ブレを徹底的に軽減する。
カメラを横方向に動かすことで最大3枚の画像が撮影され、パノラマ写真に自動で合成する「ぐるっとパノラマ」も搭載。撮影したパノラマ画像は「ぐるっとパノラマプリントサービス」で写真プリントとして残すことができる。動画は、1280×720ピクセルのHD撮影に対応する。
ファインダーは、約20万ドットの0.2型カラー液晶ファインダー(EVF)で、撮影時視野率は約97%。背面液晶モニターは約23万ドット3.0型TFTカラー液晶モニターを採用している。
電源は、単3形のアルカリ/充電式ニッケル水素/リチウム乾電池×4本。CIPA規格での標準撮影枚数は付属のアルカリ乾電池使用時で約300枚、リチウム電池使用時は約700枚。サイズは118(W)×80.9(H)×99.8(D)mm、電池とメモリーカードを含む重量は約540g。