11月9日、パナソニックサイクルテックは、電動アシストサイクルの2011年モデル7車種を発表した。発売は12月6日。価格などは表の通り。
同社の電動アシストサイクルは、そのネーミングの通り、小型軽量で、継ぎ足し充電を行っても性能の低下が起きにくい、リチウムイオンバッテリーの採用を特徴とする。2011年モデルのラインナップは、U形フレームを採用する5車種「リチウムビビ・EX」「リチウムビビ・DX」「リチウムビビ・DX・スペシャルデザイン」「リチウムビビ・SS」「リチウムビビ・NX」に、スタッガード形フレームを採用する2車種「リチウム・ビビタフネス」「リチウムビビ・SS・シティ」。U形フレームモデルの5車種は、リチウムビビ・SSがスタンダードモデルで、リチウムビビ・EX/DX/DX・スペシャルデザインが、大容量バッテリーなど装備を充実させたモデル、リチウムビビ・NXがお買い得モデルとなっている。スタッガードフレームの2車種は、リチウムビビ・SS・シティがスタンダードモデルで、リチウム・ビビタフネスが、ハードな用途向けのモデルとなっている。
業界最大12Ahの大容量バッテリーを採用する「リチウムビビ・EX」 |
8Ahのバッテリーを装備する「リチウムビビ・DX」 |
DXの特別仕様モデル「リチウムビビ・DX・スペシャルデザイン」 |
U形フレームのスタンダードモデル「リチウムビビ・SS」 |
U形フレームのお買い得モデル「リチウムビビ・NX」 | 強化したフレームやタイヤ、25kgまでの荷物を積載できるリアキャリアを装備する「リチウム・ビビタフネス」」 |
スタッガード形フレームのスタンダードモデル「リチウムビビ・SS・シティ」 |
2011年モデルのリチウムビビ・EXとリチウム・ビビタフネスは、業界最大容量となる、12Ahバッテリーの搭載を最大の特徴とする(従来モデルのバッテリーは10A)。また、同様にリチウムビビ・DX/DX・スペシャルデザインも8Ahの大容量バッテリーを搭載(従来は5Ah)。これにより、走行距離は、リチウムビビ・EXで約42km、リチウム・ビビタフネスで約46km、リチウムビビDX/DX・スペシャルデザインで約28km(いずれもパワーモード)となり、従来の約36km/約40km/約19kmから大幅に伸びた。なお、バッテリーは大容量化したが、昨年モデルから価格は変更されていない。12Ahのバッテリーを搭載するリチウムビビ・EX/リチウム・ビビタフネスには、通常の充電器の約60%の時間で充電を完了する急速充電器が標準で付属する(12Ahバッテリーパックの充電時間は約4時間)。急速充電器はオプションとしても販売される予定だが、現時点では価格などは未定。
また、全車種ともアシストのプログラムを変更。0km/h~15km/hの低中速域でのアシスト出力を高め、実際の走行時の負担を軽減している。さらにLEDライトの光量アップや、サークル錠の強度アップなどの改良も行われた。
品名 | 品番 | 車輪サイズ | パワーモード走行距離 | バッテリー容量 | 価格 |
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リチウムビビ・EX | BE-ENE433/633 | 24/26 | 約42km | 12Ah | 13万2,000円 |
リチウムビビ・DX | BE-END433/633 | 24/26 | 約28km | 8Ah | 10万6,000円 |
リチウムビビ・DX・スペシャルデザイン | BE-ENDS633 | 26 | 約28km | 8Ah | 10万9,000円 |
リチウムビビ・SS | BE-ENS433/633 | 24/26 | 約11km | 3.1Ah | 8万5,000円 |
リチウムビビ・NX | BE-ENNX433/633 | 24/26 | 約11km | 3.1Ah | OP(推定価格7万5,000円前後) |
リチウム・ビビタフネス | BE-ENL733 | 27 | 約46km | 12Ah | 13万2,000円 |
リチウムビビ・SS・シティ | BE-ENK733 | 27 | 約11km | 3.1Ah | 8万5,800円 |