カシオ計算機は30日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新モデルとして、耐遠心重力性能を備えた航空コンセプトモデル「GW-3500」(3モデル)を発表。10月30日の発売を予定しており、価格はステンレスバンドの「GW-3500BD」(ブラック)が51,450円、「GW-3500D」(シルバー)が46,200円、樹脂バンドの「GW-3500B」が37,800円。

同社では、2月に耐遠心重力性能を備えたパイロット仕様のアナログウオッチ「GW-3000」を発売。航空機用機器の定常加速度試験規格(ISO2669)における最高等級(15Gまでの遠心重力)を上回る性能を実現し、タフネス性能を進化させたG-SHOCKとして話題となった。

左から「GW-3500BD」、「GW-3500D」、「GW-3500B」。GW-3500BDのケースとバンド、GW-3500Bのケースには金属表面に傷がつきにくくなるIP処理を施している

新モデルとなるGW-3500は、GW-3000の耐遠心重力性能に加え、感覚的に時刻などを把握できる4本のアナログ針と正確に数字を読み取れるデジタル表示を採用。パイロット仕様としての機能性を向上させたコンビネーションタイプとなる。

また、アナログ針とデジタル表示には、世界48都市の時刻や航空管制で使われている協定世界時(UTC)も表示可能。センターの時針・分針で出発地、3時側の小針で到着地、液晶表示で協定世界時の3つの時刻を同時に確認できるようになった。

さらに従来モデル同様、世界6局の標準電波の受信に対応した高性能ムーブメント「タフムーブメント」を搭載。針位置自動補正機能など多彩な機能を備えている。

このほか、3モデルとも航空機の計器をモチーフにしたフェイスデザインを採用。大型のインデックスで視認性に配慮したほか、暗い場所でもボタンの位置を示す蓄光のガイド表示を文字板周囲に設けている。