パナソニックは7日、152v型の超大画面かつ高精細(4096x2160 : 884万画素)のフルHD・3D対応プラズマディスプレイ(以降、PDP)を開発したと発表した。同開発品は、7日(日本時間8日)から米ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」に出展される予定。

同開発品は、新開発の超・高効率「発光効率4倍」技術を活用した「3D超高速駆動技術」を搭載する事で、従来の同社フルハイビジョンパネルと同等の明るさを、約4分の1の発光時間で実現。さらに、新開発の均一安定放電技術を採用しており、輝度を維持しながら従来の2倍の情報量となる左右のフルHD映像表示を、152v型という大画面で884万画素の高精細パネルにおいて可能にした。

また、左右の画像表示を切り替える際に生じる残像を極限まで低減させる「二重像低減技術」を独自に開発。これによって、3D映像を表示した場合にも、クッキリとして滑らかな高精細映像を忠実に再現するとのこと。

3D映像の表示には、右眼 / 左眼用のフルHD(1920×1080画素)映像をフレームごとに時分割で表示させる「フルHD×2フレームシーケンシャル方式」を採用している。この方式は、3D映画の劇場上映にも使用されている方式で、劇場と同じ映像を家庭でも再現できるようになるという。

同社では、2010年の3Dテレビ市場導入期において最高画質の提供にこだわり、まずは3D技術と親和性の高いPDPを採用する事で、本物の「フルHD・3D画質」を届けたいとしている。