25%の営業利益成長の継続を目標とし、15期連続で増収増益を続けるGMOペイメントゲートウェイ株式会社。企業の成長を根幹から支えているのは社員一人ひとりの成長にある。同社は、入社年次に関わらず社員をグループ会社の社長に抜擢したり、社員のやりたいことを"新事業"として立ち上げたり、新卒・新入社員自らが自身の配属先を決めることができるなど、他社では見られないようなユニークな人財起用を行う人事戦略があるという。

今回は、そんな同社のコーポレートサポート本部 人事部 部長 赤石昌也氏にモチベーションの高い社員を支える人財戦略を聞いた。

企業の成長を支えるのは人財

GMOペイメントゲートウェイ株式会社 コーポレートサポート本部 人事部 部長 赤石昌也氏

GMOペイメントゲートウェイ株式会社(以降、GMO-PG)は、総合的な決済関連サービスと金融関連サービスを展開する企業だ。GMO-PGの名前を知らなくても、インターネット通販やオンライン決済をしたことがある人なら、だれもが同社のシステムに触れているといってもよいほど、幅広い市場を持っている。

「決済サービスのインフラだけでなく、弊社が持っているノウハウを活かした様々な新規ビジネスを提供しています。例えば、決済サービスを提供しているEC事業者様に対し、売上向上につながるweb広告サービスをご提供したり、成長を資金面からサポートするべくトランザクション・レンディング(融資)サービスをご提供したりと、一歩先を見据えた付加価値の高いビジネスを創出し、お客様により満足いただけるよう展開しています」と語るのは、コーポレートサポート本部 人事部 部長 赤石昌也氏(以降、赤石氏)だ。

われわれ一般市民がインターネット決済を使うようになる前から、非対面分野の決済ビジネスを展開しているGMO-PGには、すでに多くのノウハウが集積されており、それによって付加価値の高いサービスをお客様に提供することができる。安定した実績とそこから産み出されるビジネスモデルが同社を支える原動力となっているのだ。

「ただし、こうしたビジネスモデルだけが弊社の成長を裏付けているわけではありません。ほかの企業と同様、弊社にとっても企業を動かす最大の源泉は『人財』にあると考えています」と赤石氏は語る。

GMO-PGで働く社員は、どのようなポジションであっても成長意欲が求められ、またその成長意欲があることで、どの社員も活き活きと働いていると聞く。

「そのような評価をいただけることは大変うれしいですね。企業の成長とは、すなわち個人の成長があってこそだと思っています。単純に数字を追うのではなく、人が成長した結果、後から数字が付いてくる、弊社ではそのように考えています」(赤石氏)

ビジネスモデルと共に、人を重視するGMO-PG。実際の人財活用についてどのような取り組みをしているのだろう。

一人ひとりの"心"を優先

GMO-PGでは、社員がその能力を存分に発揮できるよう、様々な施策を続けている。

「弊社は、GMOインターネットグループの中で、総合決済サービスを担う会社なのですが、GMOインターネットグループには、『スピリットベンチャー宣言』という全社・全パートナーが共有すべきスピリットがあります。弊社では、これをベースに、為すべきビジネスへの心構えや、それ以前に人としてあるべき要素などを、仲間たちに伝えています。特に徹底しているのは、『全員社長主義』です。ビジネスを進めるうえで、自分が社長だったらどうするか? 経営層と同じ視点で一人ひとりが考え、責任を負う気持ちで仕事に取り組むことがとても重要だからです」と赤石氏。

企業へ就職してしばらくすると、自分が何のために働いているのか分からなくなる、自分は単なる企業の歯車の一つでしかない、といった悩みをよく聞くが、GMO-PGではそのようなケースが少ないという。それは、『全員社長主義』のもと、自分で判断して業務を遂行することが自社の成長に必要であり、さらには会社の成長に繋がることを理解しているからだ。

「また、弊社ではアイデアがあるのであれば、年齢や男女、国籍などまったく関係なくチャレンジできるようにしています。そのためのベースとして、新卒新入社員は自分が希望する部署へ配属できるような仕組みを作っています」と赤石氏。

この人種・国籍・性別・学歴・言語・宗教すべての差別を排除し、実力本位であるマインドは、GMOインターネットグループの特徴でもあるという。

GMO-PGでは、通常の研修が終了するとグループ企業を含めた8部門のすべての部署を1週間ずつ体験する「マンツーマン研修」という制度を持っている。これによって、例えば営業職を希望していた場合でも、特定の部署の誰の下で働きたいといった、より具体的な目標を持つことが可能となる。

「さらに仕事を始めてからでも、自分が進みたい方向性を会社と共有する取り組みに『キャリアデザイン制度』があります」と語る赤石氏。例えば、自分は10年後にこんなことをしたい、それには中長期的にこんなことをして、直近ではこうしたい、といったキャリアデザインを年に一回まとめて会社へ向けて提出するのだという。こういったものは、一般的には提出して終わりというところも多いだろうが、GMO-PGでは直属の上長とこれについて相談するのだという。

「ある例ですが、海外で働きたいと希望した方がいました。そこで、本人の意思と弊社の中長期戦略を考慮し、すぐに海外に駐在するのではなく、まずは日本で営業を学び、海外ビジネス展開支援、投資の経験を積んでから、海外勤務をするというようなキャリアデザインを、本人と相談しながら設定しました。その結果、今では弊社の海外拠点に駐在し、大活躍しています」と赤石氏。

すべての社員に平等にチャンスがあるGMO-PGの取り組みは、個人の能力や、やる気を尊重する企業文化としてしっかりと根付いている。

「こういった制度がある理由や思いといった部分は往々にして忘れられがちです。しかしながら弊社では、社長を筆頭に経営陣が講師となって、様々なテーマの勉強会を実施しており、そういう場でビジネスに役立つ知識等だけではなく、積極的にマインドやスピリットの共有もしてます。また、朝礼や仲間全員があつまるミーティングはもちろん、部署単位のミーティングにおいても、上司は仲間に対して心にフォーカスしたコミュニケーションを図っています」(赤石氏)。

ほかにも、同社では、社長と社員の距離が近く、常日頃から社長が社員の心に届く言葉を投げかけるのだという。

例えば、同社には『他責も自責、自責は自責』という考え方がある。これは何かトラブルがあったとして、それがほかの人のコトであっても自分のコトとして考える。全員がそう考えることで突破口が生まれ、壁を乗り越えることができることを表しているのだという。「弊社は2000年より現体制となり、その後、自然の脅威やトラブルなどに何回か直面したことがあります。しかし、どのような問題であれ、全員が全力で誠実・真摯に取り組み乗り越えてきました。これは、この考え方が仲間に浸透しているからだと思っていますし、『全員社長主義』にも通じるものだと感じています」(赤石氏)

IQと愛嬌のバランス

こうした人財活用に関する取り組み以外にも、様々な面で人を大切にしていることをうかがわせてくれる人事制度がある。「育児休暇制度や、不妊休暇制度はもちろん、今年からは時差出勤制度も始めました」と赤石氏。時差出勤制度は勤務時間帯をずらす制度で、30分刻みで申告することができる。この制度を導入した結果、女性に加え、朝夕のどちらかを保育園の送り迎えする男性も多く、共働き家庭にとってより働きやすくなったという。

「ほかにも例えば給与制度の中に『親孝行手当』というものがあります」と赤石氏。この手当は、一番身近な方への感謝の心を大切にできる人間は、お客様にも親身になって接することができる、感謝の心を大事にしてもらいたいという願いから導入されたものだ。『親孝行手当』の利用用途は社員によって、ご両親とのお食事、旅行やプレゼントなどさまざまではあるが、毎月給料明細で『親孝行手当』という言葉を見て、感謝の心を思い出してもらうことが大事だという。

最後にGMO-PGとして一緒に働く人間について聞いてみた。「もちろん、弊社のマインドに共感してくれることや、向上心を持って仕事ができる方が最適ですね。このご質問をいただいたときにはよく『IQと愛嬌のバランスがとれた人』とお答えしています」と微笑みながら語る赤石氏。

IQとはすなわち知性や教養といった部分で、ビジネスに当てはめるなら課題を解決する力を表している。また愛嬌は一般的に言うそれではなく、先ほども触れたお客様への思いやりをきちんと行動に移す様を表現しているのだという。

「ですから、お客様が抱えていらっしゃる課題をきちんと受け止め、それを分析し、解決策を考える力と、お客様のお気持ちを受け止め親身になって行動する力。これがバランスよく合わさると、課題解決力は必ず高くなり、お客様にも喜んでいただけるはずです」と赤石氏は語る。

成長を続ける優良企業でありながら、決して成功に奢ることなく、謙虚な姿勢で一緒に働く仲間と日々歩み続けるGMO-PG。「最初から高い志を持って弊社の門を叩いていただけるとうれしいですが、そうありたい、あるいはそうなりたいといったように、自分を変えたいという思いがある人なら、きっとうまくやっていけるはずです」と最後に赤石氏は語ってくれた。自分の成長が企業を成功へと導く。これを体感できる企業はそれほど多くはない。向上心があり、働く楽しさを実感したいと願う人は、一度GMO-PGへ相談してみるとよいだろう。

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