時計自動化哲学の源流は「カシオトロン」にある

2017年春夏のカシオ新製品発表会、そしてBASELWORLD 2017 カシオブースで掲げられたスローガンは「CASIO CONNECTED」だった。これは前年の「Global Time Sync」を引き継ぎ、新技術を加えつつ、ステージを一歩先へと進めた概念だ。その旗のもと、Connected エンジンはバリエーションを増やしながら、多くのカシオ製品のキーデバイスとなっていくだろう。小島氏は言う。

小島氏「Connected エンジンは、時計の魅力を向上させながら進化していきます。そして最終的に目指すものは、冒頭にもお話しした"腕時計の自動化"です。それも、完全な自動化。時計のボタンを押す必要すらなく、世界のどこにいても常に正確な時刻を教えてくれる。そんな時計です」

その源流には、カシオの記念すべき時計業界参入第一弾にして、世界初の自動カレンダー搭載デジタル時計「カシオトロン」にあるという。

小島氏「今回のプロジェクトを振り返ったとき、カシオが時計業界に参入した当時の、誰もが手軽に安心して使える時計、というコンセプトは変わらないんだなと再認識しました。小の月(30日までしかない月)が終わると、時計のカレンダーを自分で合わせるのが当たり前だった時代、自動カレンダーは大きな利便性を提供したはず。その技術者の方々が抱いていた理想と情熱は、すごく理解できますね。

テクノロジーは進歩するものですから、その時代でできることは異なります。でも、自動カレンダー、タフソーラー、電波時計、Bluetooth、GPSハイブリッド電波ソーラー、そして今回のConnected エンジン 3-wayも、哲学としては同軸上にあるんです。

1974年に発売された世界初の自動カレンダー搭載デジタル時計「カシオトロン」

時計の自動化のために実現された、さまざまなテクノロジー

Connected エンジン 3-wayは、現在のテクノロジーで可能な時計自動化技術としては最先端であると、自信を持って言えます。ひとりでも多くのお客様に、ぜひその魅力を実感していただきたいですね。

あの技術が実現されればこんなことができる、というアイディアもまだまだあります。正確で、手軽で、便利で、安心して使える楽しい時計を引き続き目指していきますので、今後もカシオにご期待ください」

実はConnected エンジン 3-wayを搭載したGPW-2000やOCW-G2000Cの注目ポイントとして、専用のスマホアプリと連携して使えるさまざまな機能があるのだが、こちらについては、またの機会にあらためてご紹介する予定だ。

今後もカシオにご期待ください!

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