突然だが、あなたはナノブロックをご存知だろうか。ダイヤブロックでおなじみのカワダから発売されているミニサイズのブロックで、大きさは1つのポッチが僅か4mm。それでいて機能はダイヤブロックとまったく同じで、動物や乗り物、世界の観光名所に至るまで様々な作品が精巧に作れるホビーなのだ。

2月16日、このナノブロックをもっと自由に楽しむことをコンセプトに、「作って撮って!“好きナノつくろう”体験イベント」がカワダ本社で開催された。集まったのは約30名のナノブロックアンバサダー。さらに同イベントでは、ビジュアル重視の「魅せるブログ」記事を展開するizumin氏が、SNSに投稿するための撮影テクニックをレクチャーした。

初心者である筆者もアンバサダーの皆さんと一緒に参加できたので、イベントの模様とナノブロックの魅力についてレポートしていこう。
ぜひ、みなさんもイベントに参加している気持ちで読んでみて頂きたい。

カワダ本社にやってきました

イベント開場は19時、開始が19時半というスケジュールだったが、19時前の段階ですでにアンバサダーの皆さんが会場に集まり始めていた。今回は用意されたナノブロックから好きなものを選んで作れるということで、筆者はもっとも簡単そうなモモイロインコをチョイス。そうです、日和ったのです。

会場にはナノブロックがずらり

世界の名所をナノブロックで

イベント前に今日作るナノブロックを選ぶアンバサダーの皆さん

開始までの間は同じテーブルになったアンバサダーの皆さんとナノブロックについて話しながら待機。同じナノブロックファンということで、各テーブルもそれぞれ話に花が咲いていた。

開始前に早くも会場はいっぱいに。和気あいあいとした雰囲気

初心者である筆者は、簡単そうなモモイロインコ(難易度1)をチョイス

遂にイベントスタート!ナノブロックの歴史を学ぶ

そうこうしているうちに開始時間となった。

まずはナノブロックについて理解を深める座学コーナー。イベントオープニングに登壇した同社の館崎匡啓氏が、ナノブロックの原点や商品化までの道のり、そして現在の話などを細かく紹介してくれた。

株式会社カワダの館崎匡啓氏

ナノブロックは、2008年にこれまでのブロックとは違う"大人向けホビー"として誕生。 前述した通り、1ポッチわずか4mm×4mmの世界最小級ブロックだ。現在では日本だけでなく、海外でも販売されており、累計2400万個以上の出荷をほこる人気商品となっている。
今年で発売7周年をむかえ、人気キャラクターとのコラボも積極的で、どんどん商品ラインナップが増えているようだ。

日本の名所をナノブロックで再現できる"情景シリーズ"

また、このイベントが初出となる発表も行われた。nanoblock AWARD 2016の開催が決定したのだ。同アワードは世界中から一般ユーザーの作品を募集する作品コンテストで、2010年より毎年開催されているもの。しかし、例年の発表時期よりも遅い発表となり、「今年は開催しないのか」と心配していたファンも多かったとのこと。「無事に発表できてよかった」と館崎氏は笑顔を見せた。アワードへの作品投稿は4月上旬に開始予定だという。

ナノブロックで"好きナノ、つくろう。"

さて、ここからは実際にナノブロックを作っていく時間だ。

ナノブロック初心者の筆者が選んだのは「ミニコレクションシリーズ」のモモイロインコ。もっとも作るのが簡単なビギナー向けナノブロックだが、果たしてうまく作れるだろうか。

今回は秘密兵器として、「ナノブロックパッド」と「ナノブロック専用ピンセット」も用意されている。パッドにはポッチがついており、ナノブロックを組み立てるときに敷くとブロックがずれないという優れもの。ピンセットは先端がナノブロックをつかむ用途に特化した形をしていて、取り外しに便利なアイテムなのだ。

ナノブロックパッド

ここにパーツを置いておくと便利。下は作業スペース

ナノブロック専用ピンセット

ポッチを取り外すための先端

ナノブロックのパッケージには、組み立て方マニュアルもついているので、それを見ながら作っていく。

袋に入っているパーツを取り出し、一段一段組み合わせていくのだ。最初は「楽勝でしょ!」と油断していたが、なかなかどうしてこれが意外と手強い。筆者が人一倍不器用なこともあり、一段作っては「あ、一つ飛ばしてた!」と戻るのを繰り返すはめになってしまった。そんな時にも専用のパッドとピンセットは非常に使いやすかった。

説明書を見ながら作るんだから楽勝だと思いきや……

一段ずつ作っていく

ここまで作ったところで、ずいぶん前の段階でミスしていたことに気づいた。このままではやたら首の短いモモイロインコになってしまう

慣れている参加者はいとも簡単に難しい作品を仕上げていく

本イベントは完成までの速さを競うイベントではないのだが、周囲がスムーズに作っているのに自分だけ遅いのは気になる……。

そんな筆者のような参加者のために、カワダからは一つのテーブルに一人、ナノブロックの開発者がついて手助けしてくれた。開発した方から直接アドバイスを受けて、いろいろ質問もできるのだ。これ以上贅沢なシチュエーションがあるだろうか。

開発者に助けてもらえる

参加者も開発者との交流を楽しんでいた

イベントは和気あいあい進行

慣れている参加者は難易度の高いナノブロックもさくさく進めていく

それにしてもナノブロックを作るのは楽しい。筆者は初めて触れたのだが、ブロックを組み合わせて少しずつ形を作っていくのは思った以上にワクワクする。失敗して引き返しても、それもまた一興。ものづくりの醍醐味を短時間で味わっているようなものだ。脳の普段使っていない神経がビシビシ刺激されている感じがする。

ナノブロックを作るのは楽しい! なるほど、ヒットするわけだ

プロブロガーに学ぶ!「いいね!」がもらえる写真の撮り方とは?

そして、ここで次のコーナーへ。登壇したのはビジュアル重視の「魅せるブログ」記事を展開するizumin氏。今回のイベントはナノブロックを作って終わりではない。出来上がった作品の写真をInstagramに投稿し、「いいね!」をもらえる撮影テクニックを学ぶのだ。たしかに作ったナノブロックは誰かに見せたくなるし、見せる以上、評価してもらえるとうれしいよね。
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人気ブロガーのizumin氏

実際にizumin氏が撮影したナノブロックの写真を映しながら解説が始まった。どれもおしゃれで、もともと可愛らしいナノブロックの魅力がさらに引き出されている。

どうすればこんな写真が撮れるのか。izumin氏が教えてくれたいくつかのテクニックを紹介しよう。

基本となるのは、"ナノブロック単体ではなく、何か別のものと組み合わせて撮影する"ということだ。たとえばピアノだったら、本物のピアノに載せて撮影することで大きさの違いを強調し、ユニークさを演出できる。

何かと一緒に撮影することがポイント

世界の名所のナノブロックであれば、世界地図や旅行時に記念にとっておいたチケットなどを一緒に置くことでグッと旅情感が出るといった具合だ。

特別なものは必要ないとizumin氏。ここに挙げた写真で使用したものも、izumin氏の自宅にある私物だ

それから、"ストーリー性を持たせる"ことも重要だという。たとえば料理の周りにナノブロックの動物たちを配置すれば、「おいしい料理が食べたくて集まってきた動物たち」のようなストーリー性が生まれる。先ずは一つの写真にストーリー性を持たせた上で、 さらに続けて話しが展開していくような投稿方法もおすすめだ。

写真にストーリー性を持たせる

複数のアイテムを組み合わせた作品の一例

その季節ならではのシチュエーションを作るのもおすすめ

Instagramなら20種類以上のフィルターをかけることもできるので、それを活用しておしゃれに仕上げるのもありだという。

また、Instagramの投稿表示は、現在3枚が1段になっているので、3コマストーリーをイメージして、3枚を一組と考えて投稿するのも面白いとのこと。

さて、撮影方法を学んだところで、アドバイスを生かして実際にナノブロック撮影してみる。今回のイベントではカワダの様々な製品がずらりと並んでいて、それらを自由に使って撮影することができた。

アドバイスをもとに先ほど作ったナノブロックを撮影する参加者たち

まず、アドバイスを受ける前に筆者が撮影したナノブロックのモモイロインコがこちら。

アドバイス前のモモイロインコ

……普通である。
見ての通り、"ただ撮っただけ"になってしまった。一応黒い背景を後ろに敷いてインコを目立たせようとしているが、それも端っこが切れているなど中途半端感は否めない。Instagramを開いてこれが流れてきても「そうですか」という感じだ。

そこでアドバイスを活かし、背景とストーリー性に気を配って撮影してみた。

いかがだろうか。もともとのセンスが欠片ほどもないので、クオリティについては目をつむってほしいのだが、単に何も考えず撮ったのと比べると我ながらグッといい感じになったと思う。

ナノブロックの楽しさはもちろん、Instagram等のSNSに投稿するための写真テクニックまで学ぶことができた今回のイベント。アンバサダーの皆さんの楽しげな表情が印象的だった。

また、今回3月3日から4月4日まで、「好きナノつくろう。Instagram投稿キャンペーン」を開催。Instagramで「#好きナノつくろう」を付けて写真をアップするだけでフォトコンテストに参加できるので、ぜひ皆さんもナノブロックを作って投稿してみてはいかがだろうか。

(マイナビニュース広告企画 : 提供 株式会社カワダ)

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