こんにちは、阿久津です。前回、PCパーツの購買意欲が落ちていると書いたばかりですが、実のところ正月頃からモニターアームへの物欲が再発しており、つい注文してしまいました。元々は数年前から知人宅で見たモニターアームの利便性に惹かれており、あれこれと下調べはしてきました。しかし、所有するディスプレイの重量に耐えられるのか、手持ちのデスクに設置できるのかなど、設置方法や有効性に疑問が残ったまま数年の月日を過ごしてきた次第です。
ちょうど年末の大掃除にとりかかり、コンピューター周りの整理をしていた最中、先の物欲が再発。ものは試しと定番メーカーであるエルゴトロンの比較的安価なLXアームを注文し、先ごろ到着しました。結果だけ言えば大成功。サブマシン用モニターに取り付け、90度回転した状態で運用するようにしましたが、デスク周りがスッキリしたので大満足です。
続いて残りのモニターにもモニターアームを取り付けようと思いましたが、現在使用しているデスクは背面部分がフラットになっているため、取り付け部分を確保できません。穴をあけるのはデスクの強度低下が怖いため、左右の側面に取り付けることになりますが、現在デスクの上は四枚のモニターが並んでおり、すべてのモニターをアーム化するには到達範囲を延ばすエクステンションが必要となりそうです。
致し方なしと思い、モニターアームを購入したオンラインショップを開きますと、年明け直後に注文したときから数千円の価格アップ。TVなどで紹介されたからなのか、在庫的な問題なのか知り得ませんが、数本注文すると価格差は万単位に入ってしまうため、貧乏ライターとしては購入をためらってしまいました。"なくても困りませんが、あると便利"なモニターアームに改めてハマりそうな筆者です。
さて、Windows 7が備えるホームグループ機能は、簡易的なネットワーク共有機能としては便利です。しかし、従来のUNC(Universal Naming Convention)表記による参照方式を使用しているユーザーにとっては、ほかのコンピューターへの接続に使用するアカウントにHomeGroupUser(およびグループはHomeUsers)が用いられるため、ファイル参照がし難くなる点は頂けません。
ホームグループを使用しないのであれば、ネットワークプレイスを「ホームネットワーク」から「社内ネットワーク」に変更するという手段も用意されています。いずれのネットワークプレイスもネットワーク探索や自身のアナウンスは実行されるため、機能的には大差ありませんが、家庭用コンピューターで「社内ネットワーク」を選択するのは気分的に面白くありません(図01~03)。
そこで、ネットワークプレイスは「ホームネットワーク」のまま、レジストリ上からホームグループへの参加を抑制するチューニングを紹介しましょう。
1.管理者権限で「regedit」を実行します。
2.レジストリエディターが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Policies \ Microsoft \ Windows \ HomeGroupキーを開きます(ない場合は作成します)。
3.DWORD値「DisableHomeGroup」を作成し、値のデータを「1」に変更します。
4.レジストリエディターを終了し、Windows 7へ再ログオンします。
これでチューニングが終了しました(図04~12)。
早速結果を確認してみましょう。この時点でホームグループへの参加は不許可になっていますが、参加中の場合は一度切断しなければなりません。「ネットワークと共有センター」を開き、ホームグループへの参加状態を示すリンクをたどって<ホームグループへの参加を終了します>をクリックしましょう(図13~17)。
これでホームグループから切断されると同時に再接続が不可能になり、参加状態を示すリンクやコンピューター名の先頭に付いていたホームグループアイコンが消えるようになります。図01と図18の画面を比較するとわかりやすいでしょう。なお、本チューニングを無効にする場合は、DWORD値「DisableHomeGroup」のデータ値を「0」に変更するか、DWORD値自体を削除してください(図18)。
それでは、また次号でお会いしましょう。
阿久津良和(Cactus)