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Microsoft Edgeの拡張機能には、他の言語で書かれた記事を日本語に変換するなど、相互的な翻訳機能を提供する「Translator For Microsoft Edge」が用意されている。今回はこの拡張機能の使い方を紹介しよう。
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Microsoftは自社イベント「Connect(); 2016」で、最先端のニューラルネットワークを利用し、音声および文章翻訳の品質を向上させたことを発表した。本記事の執筆時点では、デスクトップアプリ版Skype通話や、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションのSkypeプレビュー、iOS&Android用「Microsoft Translator」、そしてWebサービスの翻訳テストで2つの訳文を比較できる。
Microsoft Translator API利用者向けには、Microsoft AzureポータルからMicrosoft Translatorの提供も開始。今後、翻訳品質の向上結果を、各アプリケーションで利用できることは間違いない。そこで一足早く、Microsoft Edgeの「Translator For Microsoft Edge」を導入しておこう。具体的なインストール手順は、過去の記事を参考にしてほしい。
インストール後はアドレスバーに拡張機能を示す「翻訳」ボタンが加わり、こちらをクリック/タップすることで、任意の言語で書かれた記事を翻訳できる。ちなみに、再びボタンをクリック/タップすると、元の言語で表示する「元のページを表示する」ボタンや、常に翻訳を有効にする「外国語のページを常に翻訳する」が選択可能だ。
オプション設定を開くと、別タブで翻訳後の言語選択や、対象となる翻訳前の言語、「翻訳」ボタン表示/非表示の切り替えが行える。なお、リリース直後は翻訳前の言語判断が甘く、日本語化されたページでも翻訳してしまうケースも見受けられたが、今回動作を確認したところ、かなり改善していた。
阿久津良和(Cactus)