いよいよ2月25日にJリーグが開幕する。クレジットカードのなかにはJリーグクラブと提携したものもあり、グッズ購入で優待を受けられるものや、ポイントを非売品グッズに交換できるものなど、カードによって特徴はさまざま。今回は楽しみながら使える特典を備えたカードを紹介しよう。

■ガンバ大阪VISAカード

「ガンバ大阪VISAカード」

「ガンバ大阪VISAカード」は、カード利用に応じて貯まったポイントを限定グッズなどに交換できる。月合計1,000円利用につき1ポイント(=5円相当)が貯まり、前年および当年の利用額に応じたボーナスポイントもある。たとえば選手直筆サイン入り公式試合球なら3,000ポイント、選手直筆サイン入りレプリカユニフォームなら3,500ポイントとなっている。

カード年会費は1,350円で、初年度無料。年1回以上のショッピング利用があれば、次年度も無料。ショッピング利用代金の一部は、チーム強化費としてガンバ大阪に還元される。また、同クラブのスポンサー「焼肉でん」では、ドリンクバーが無料になる特典も受けられる。

■セレッソ大阪VISAカード

「セレッソ大阪VISAカード」

同じ大阪を拠点にし、今季からJ1に復帰したセレッソ大阪の「セレッソ大阪VISAカード」も、貯まったポイントを限定グッズなどに交換できる。通常のショッピングでは月合計1,000円利用につき1ポイント(=5円相当)が貯まり、ヤンマースタジアム長居とキンチョウスタジアム内の対象店で利用した際はポイント2倍。また、前年および当年の利用額に応じたボーナスポイントもある。

ポイント交換できる限定アイテムは、たとえば選手直筆サイン入りミニサッカーボールなら800ポイント、選手直筆サイン入り公式試合球なら3,000ポイント、選手直筆サイン入りレプリカユニフォームなら4,000ポイントとなっている。このほかにも、年間12万円以上利用した場合に、もれなくオリジナルピンバッチのプレゼントもある。

カード年会費は1,350円で、初年度無料。WEB明細を利用した場合は、次年度年会費は810円。リボ払いサービスの「マイ・ペイすリボ」に登録のうえ、年1回以上のショッピング利用をすれば次年度年会費は無料となる。なお、こちらもショッピング利用代金の一部が、チーム強化費としてセレッソ大阪に還元される。

■ヴィッセル神戸オフィシャルサポーターズカード V-style

「ヴィッセル神戸オフィシャルサポーターズカード V-style」

「ヴィッセル神戸オフィシャルサポーターズカード V-style」は、ショッピング利用に応じて「貯まってうれしいポイント」が貯まり、月合計100円利用につき1ポイント。楽天市場内のヴィッセル神戸オフィシャルショップ、スタジアム直営グッズ販売店およびチケットカウンターで利用すると、請求時に5%オフとなり、さらにポイントも2倍になる。

「貯まってうれしいポイント」は楽天スーパーポイントに交換できるほか、会員限定の直筆サイン入りグッズにも交換可。フラッグは2,000ポイント、マフラータオルは4,000ポイント、サポーターズTシャツは8,000ポイント、レプリカユニフォームなら2万ポイントとなる。なお、カード年会費は無料で、カードには楽天Edyの機能も付帯している。

■ベガルタ仙台カード

「ベガルタ仙台カード」

「ベガルタ仙台カード」は、ホームゲームの年間チケットが5%オフになることが特徴。最も高いSS指定席の新規購入なら、通常8万7,700円が4,385円引きの8万3,315円に。大人自由席の新規購入でも、通常3万9,500円が1,975円引きの3万7,525円(いずれも2017年シーズンの場合)。このほかにも不定期でチケットが会員特別価格で販売されたり、スタジアムでカード会員限定抽選会が行なわれたりすることもある。

通常のショッピングでは、1回の支払い500円につき1ポイント(=2円相当)が貯まり、年間利用額に応じて、次年度ポイントが最大1.5倍になる制度もある。また、ベガルタがホームゲームで勝利すると、翌日の利用分はポイント2倍。ユアテックスタジアム仙台の対象店、オフィシャルショップ「カーサベガルタ」での利用は、常時ポイント2倍。WEB明細サービスを利用すると、請求のたびに20ポイントがもらえる特典もある。

貯まったポイントはベガルタの応援グッズや直筆サイン入りグッズにも交換できるほか、チーム強化費として寄付することも可能。たとえば、マフラータオルなら1,000ポイント、直筆サイン入りオーセンティックユニフォームなら7,000ポイント。カード年会費は無料で、券面デザインは縦型と横型の2種類から選択できる。

このほかにもJ1では「浦和レッズ VIASOカード」、サンフレッチェ広島の「サンフレッチェカード」、コンサドーレ札幌の「CS MICARD」、ヴァンフォーレ甲府の「JiMOCA VFK」などが発行されており、各地のJリーグクラブと提携した電子マネーWAONも現在までに約30種類が発行されている。ひいきのクラブのカードを手に入れて、Jリーグをもっと盛り上げよう。

(※クレジットカードの用語などは以下を参照)

『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』

※本記事で紹介したサービス内容は、消費税率8%を前提とした更新日時点の情報です。また、各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。
<著者プロフィール>

タナカヒロシ(ライター・編集者)

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月7日発売の『最強クレジットカードガイド2016 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川マガジンズ)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。

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