健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

きゅうりのピリ辛炒め

水分が95%を占めるきゅうりは体を冷やす効果があり、暑い季節にはうってつけの野菜である。生でいただくのが一般的だが、ダイエットをしたい人には炒めたり、加熱する調理方法もお勧めしたい。熱々の食物を体内に取り入れることで体温を上昇させ、体内のエネルギー代謝を促進させる効果が期待できるからである。火を通したきゅうりの食感は、生とは違い、まろやかな舌触りとなる。鷹の爪(唐辛子)の辛味成分であるカプサイシンは、体内に入ると脂肪分解酵素のリパーゼを活性化し、エネルギー代謝を盛んにするといわれている。辛いものを食べると暑くなったり汗をかいたりするのはこのためである。体脂肪の分解を促進し、肥満予防に役立つ唐辛子を料理に賢く取り入れていこう。

歯ごたえある鶏ささみから滲み出すうま味を辛味の味付けでいただく。低脂肪な鶏ささみやエネルギー代謝を盛んにするといわれている鷹の爪(唐辛子)を使っているので、ダイエット中の人にお勧めな一品である。

【病態】肥満
【栄養素】きゅうり:カリウム、鶏ささみ:たんぱく質、ビタミンA、鷹の爪:カプサイシン
【栄養価(1人分)】エネルギー:126kcal、ビタミンB2:0.09mg、カリウム:279mg
【ジャンル】副菜

材料(2人分)

食材
1 きゅうり 1本
2 ごま油 大さじ1
3 にんにく(みじん切り) 小さじ1
4 鷹の爪 2本(お好みで調整)
5 鶏ささみ(ひき肉) 100g
6 少々
7 こしょう 少々
8 しょうゆ 大さじ1

作り方

(1) きゅうりは縦半分に切り、さらに1cm幅の斜め切りにする

(2) フライパンにごま油、にんにく、種を取った鷹の爪を入れて火にかける。香りが出てきたら鶏ささみを入れ、塩、こしょうを少々ふって炒める

(3) 鶏肉に火が通った時点で(1)を入れて、さっと炒める。鍋肌(鍋の内側の側面)にしょうゆを回し入れて味を調える

(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。