健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

オクラと高野豆腐の卵とじ

今回登場する料理は、催眠効果が期待できるので夕食にお勧めのおかずだ。熟睡できない夜が続いたら、気持ちをリラックスさせることが大切だ。そんな時に役立つ栄養素が、カルシウムとマグネシムである。オクラと高野豆腐は、どちらもカルシウムとマグネシウムを含み、不眠にお勧めの食材といえる。 さらに、高野豆腐にはトリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸が豊富に含まれる。トリプトファンは摂取された後、脳に運ばれてナイアシンやビタミンB6、マグネシウムとともに催眠や鎮痛効果のあるセロトニンを作る。だしに使うかつお節には、このナイアシンとビタミンB6がたっぷり含まれているため、捨てずに具として使いたい。オクラのネバネバがだしをまろやかにして 、卵でとじるとふんわり仕上がる。高野豆腐の柔らかい食感で、優しい口あたりに仕上がった一品だ。

【病態】不眠
【栄養素】オクラ:カルシウム、マグネシウム、β-カロテン、高野豆腐:カルシウム、マグネシウム、トリプトファン、:ビタミンB2、かつお節:ビタミンB6、ナイアシン
【栄養価(1人分)】エネルギー:163kcal、ビタミンB2:0.18mg、カルシウム:162mg
【ジャンル】主菜

材料(2人分)

食材
1 高野豆腐 2個(36g)
2 オクラ 5本(50g)
3 かつおのだし 300cc
4 しょうゆ 大さじ1
5 大さじ1
6 溶き卵 1個(55g)

作り方

(1) 高野豆腐は戻して、厚さ5mmの細切りにしておく。オクラはヘタを取り、斜め切りにする

(2) フライパン3~5を入れて火にかける。沸騰したら(1)の高野豆腐を入れ、3~4分煮る

(3) (2)にオクラを入れ1~2分煮たら、溶き卵でとじる

(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。