【レポート】

冬の定番をめぐる外食界の攻防、吉野家が「牛すき鍋膳」で今年も参戦

1 登場初年は店舗が大混乱、5回目の登場となる吉野家の“鍋”

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11月1日より全国発売が始まった吉野家の「牛すき鍋膳」。発売から5年を経て、冬の定番商品として認知されつつある「鍋」を通じて、吉野家の販売戦略を見通してみたい。

今年も発売となった吉野家の「牛すき鍋膳」

吉野家が強調した「テイクアウト」の重要性

まず、10月30日に行われた商品発表会において、今年の「牛すき鍋膳」について説明を受けた。変更点は出汁の味と野菜の増量だ。特に野菜については、半日分の野菜が取れる量を盛り込んだという。商品としては、他に「地域限定鍋」も発売となる。

販売戦略として特に強調されていたのが「テイクアウト」だ。昨年からの取り組みだが、意外に流行っていない。アツアツの鍋をつつくからこその「牛すき鍋膳」なのだが、自宅でも楽しみたいという顧客の声に応えた取り組みだという。今年はテイクアウト限定で、肉だけ並盛りサイズ4食分の「牛鍋ファミリーパック」も販売する。

発表会にはコマーシャルを監督した福田雄一さん(右)と出演者の佐藤二朗さん(中央)も駆けつけた。左は吉野家の河村泰貴社長

登場初年は大混乱

発売初年となる2013年には店舗が混乱し、大勢の顧客の要望に応えきれなかった程の話題を呼んだ「牛すき鍋膳」。5回目の登場となる今年は、店舗サイドでも万全の準備をして臨んでいる様子だ。

「牛すき鍋膳」の基本は、顧客の前で完成する「鍋」であるということだ。半調理された具材を鍋に入れ、固形燃料の火力で顧客の目の前で完成させる。アツアツの鍋をほおばる姿は、全面ガラスにより店舗の外からも見ることのできる「冬の風物詩」ともなってきている。

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インデックス

目次
(1) 登場初年は店舗が大混乱、5回目の登場となる吉野家の“鍋”
(2) 「中食」が興隆、吉野家もテイクアウトで勝負
(3) 夕食需要の取り込みにも重要な鍋料理
(4) 定番商品の持つ意味、そして強みとは
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