Mozillaは、10月2日(現地時間)にFirefoxの新バージョンとなる「Firefox 56」をリリースした。前バージョンの55からは、55.0.1~55.0.3がリリースされている。55.0.1では、以下のセキュリティアップデートが行われた。
- タブ復元プロセスに関するリグレッションの修正
- 「最新情報ページ」が表示されない問題の修正
- 一部PKCS#11ライブラリに関するレンダリング問題の修正
- 予測先読み機能を無効化
55.0.2では、以下の修正が行われた。
- 特定の文字を含むユーザー名がプロファイルのパスとして使われていた場合に起きうる潜在的な問題を修正
- サイドロードアドオンの新規インストール通知に関する問題の修正
- WebExtensionのパフォーマンスリグレッションの修正
- ポップアップメニューのリグレッションの修正
55.0.3では、以下の修正が行われた。
- YouTubeなど一部のサイトでファイルのアップロードに失敗する問題の修正
- ユーザープロファイルのパスに非ASCII文字が含まれている場合にアドオンが無効化されてしまう問題の修正
したがって、今回のアップデートは、55.0.3からとなる。本稿では、Firefox 56の新機能ついて紹介したい。
Firefox 56のインストール
既に自動アップデートが可能な状況になっているが、ここでは手動でアップデートを行おう。Firefoxメニューの[ヘルプ]→[Firefoxについて]を開くと更新が自動的に開始される。[Firefoxを再起動して更新]をクリックする(図1)。
アップデート後のFirefox 56は、図2のようになる。
新規に、Firefox 56をインストールする場合、FirefoxのWebページからインストーラをダウンロードする(図3)。
[Firefox無料ダウンロード]をクリックし、保存したファイルをダブルクリックして、 インストールを開始する(図4)。
画面の指示に従い、インストールを進めてほしい。