RightMark Multi-Thread Memory Test 1.1(グラフ47~48)

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なぜかThreadRipper 1950Xで性能が出ないのは今回も同じだが、これは一応納得できる理由があった。ThreadRipper 1950Xの場合、UMAだと

  • Logical Processor 0~15:Die 0
  • Logical Processor 16~31:Die 1

と割り振られる。一方RMMTは先頭の8 Logical Processorしか使わないため、その結果としてThread Ripper 1950XはRyzen 7 1800Xより遅い(なにせ構成は事実上同じで、しかも動作周波数がちょっと低い)ことになったようだ。

ただNUMAモードだと割り振り方が変わるようで、こちらでは両方のDieを使って動く結果、性能が4 Thread以上でぐんと引き上がっている。そうするとThreadRipper 1920XがUMAモードで4 Thread以上の性能が高い理由がいまいち分からないのだが。

いずれにせよ、ThreadRipperの評価にRMMTが適さないということは理解できた。実際、性能を考えるとThreadRipperはNUMAモードでももう少し性能が上がって良さそうな気がする。とりあえず、1 Threadでの結果のみが意味がある、と考えてもらうのが良さそうだ。