【レポート】

日本昔ばなし的情緒が東京に!? 自然満喫型の休日は国分寺がいいらしい

1 香ばしき45円の焼きだんごに巨大な国分寺ロール! 肉肉しいハンバーガーも

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東京にも、いくつか「寺」が付く地名がある。その文字だけで、何やら重厚な時の流れを感じずにはいられない。そんな街のひとつ「国分寺」をちょっと歩いてみようという軽い気持ちで訪れてみたら、意外や意外、「ここはどこだ!?」と思うような山奥に紛れ込んでしまった。

時代を超えた「国分寺」を散策!

とは言え、やっぱり東京であるからには、食べ歩きスポットやオシャレカフェも結構ある。今回は、日本昔ばなし的な情緒+イマドキな東京の顔を併せ持つ「国分寺の旅」を紹介しよう。

立地は意外と都心

国分寺駅があるのは国分寺市。新宿からJR中央総武線で20数分程度の、なかなか便利な立地である。国分寺を大雑把に把握するなら、北口は食べ歩きスポットがあり、南口は歴史&自然満喫スポットと考えるといいだろう。

現在、駅周辺は再開発の真っ最中にあるため、特に北口周辺は殺風景に感じるかもしれない。タワー型のマンションやアパートが多い割には、商店街に「地元のお惣菜」のようなお店はあまり見られず、いわゆる都心で有名な◯◯銀座商店街などのような、食べ歩きアイテムがぎゅうぎゅうでワイワイな雰囲気はない。

しかしここで、「え、国分寺ってつまんないかも」と思うのはまだ早い。逆に、◯◯銀座商店街にはないものが、国分寺にはいろいろとあるのだ。

国分寺に商店街はたくさんある。いたって普通に見えるのだが……

独特なものがちょこちょこと

国分寺の歴史は奈良時代(710~794年)にまで遡る。当時、聖武天皇が国を安定させるために各地に国分寺を建てたのだが、この場所に建てられた寺は特に大きなものだったという。聖武天皇的に、この地は何かしらの重要な意味があったのだろう。それが現代に何かの影響をおよぼしている訳では(多分)ないにしても、国分寺にはどことなく独特な雰囲気があるように思えた。今もお寺に見守られているような、そんな気配を感じなくもない。

昭和な洋食屋が多数健在

かつて、村上春樹氏は小説家としてデビューする以前、国分寺にジャズバー「ピーターキャット」を営んでいた。現在は建物があるだけだが、ファンにとっては聖地的な感覚が残っているらしい

閑静な街並に突如現れた、全体が緑(?)に包まれたビル。ある意味、かなりエコ

国分寺のケーキ店「オーナーが多趣味で……」

店構えはレトロ感満載なのだが、中に入れば絶え間なく「なんで!?」と口ずさんでしまうような店が、「多根果実店」だ。看板に「フルーツパーラー」となっているだけあって、フルーツが目に飛び込んでくるのは当然だろう。ショーケースに並ぶケーキにも、こぼれんばかりにフルーツが盛られている。

しかし、並んでいるのはそれだけではない。バナナ型の水鉄砲や、バナナ型折りたたみ傘、牛肉、柿の種、ガンダムやドラゴンボールのフィギュア、さらには革ジャンが壁際にずらりとぶら下がっている。宇宙食なども扱っているらしい。

お店の創業は昭和7(1931)年と、かなりの老舗。「オーナーが多趣味で……」とお店の人は笑っていた。しかし、一見バラバラに見える品物も、このお店の中にあるとどういう訳か一体感があるような気がする。国分寺のナゾのひとつかもしれない。

数あるケーキの中から、食べ歩きに程よい「シナモン焼きリンゴシフォンロール」(税別380円)をチョイス。スポンジもリンゴの風味がすごくてびっくりだ。中の焼きリンゴはかなり濃厚

●information
多根果実店
東京都国分寺市本町2-23-2

地元価格がうれしい、香ばし焼きだんご

おだんごは、やはり価格も食べやすさも"おやつ"であってほしいもの。「だんごの美好」で見つけたおだんごは1本45円からという、最近ではなかなか見ない破格である。いかにも地元に根付いたお店らしい。「焼きだんご」(税込45円)は、焦げた醤油が香ばしく、"おばあちゃん家のおだんご"のような懐かしさがあった。

「焼きだんご」(税込45円)と、海苔を巻いた「いそべだんご」(税込60円)。そのほか、焼きそば(税込220円)など、ちょっとしたお散歩に持っていくと楽しそうなものもあった

●information
だんごの美好
東京都国分寺市本多2-1-11

「ここにしかない!」国分寺市認定スイーツ

国分寺には、市が認定した名物というものがあるという。そのひとつが「フランス菓子ロンポワン」の「国分寺ショコラ」(税込160円)だ。ショコラがぎゅっと詰まっていて、チョコ系スイーツが好きな人にはたまらない逸品だろう。

しかし、それよりも驚くのは、本来は自動ドアらしきガラスの扉が手動なこと。グイッと手で押し開けて入店する。しかし、店員さんのほっこりな笑顔でオールオッケーな気がしてしまった。

「国分寺ショコラ」(税込160円)は、国分寺市商工会名物名産推奨品だ。そのほか、ずっしり巨大なロールケーキ「国分寺ロール」(税込1,100円)なども。こちらは「たまにカット売りしていることもある」とのこと。そんな気まぐれ感も町のケーキ屋さんならでは

ショコラがしっとり、とっても濃厚。個人的にはお茶があった方がいいと思う

●information
フランス菓子ロンポワン
東京都国分寺市本多2-16-19

ジューシーな牛肉感! アメリカンなバーガー

国分寺には、何となく健康的な雰囲気のハンバーガー店がある。「Jimmy's DINER」だ。バンズはトランス脂肪酸フリー、パテは国産牛肉100%で、間に挟む野菜はたっぷりだ。オーソドックスな「チーズバーガー」(税別1,180円)など、いずれも1,000円以上(ポテト付き)で、今回の食べ歩き企画には少し高級だが、筆者的には「国分寺ならここ!」とオススメしたい名店と言える。もちろん、テイクアウトOK。外のベンチで食べてもいい。

お店はビタミンカラーの黄色! 店内はアメリカンだ

写真は、オーソドックスな「チーズバーガー」(税別1,180円)。なんと、11:30~15:00はハンバーガー注文でソフトドリンク無料・アルコール半額! 「ピクルスはご希望の方のみ提供」とのこと。筆者は頼みそびれてしまった。写真奥のドリンクは見た目にもかわいい「レモネード」(税別400円)。砂糖は入っていないため、自分で甘みを調節する

●information
Jimmy's DINER
東京都国分寺市本町2-14-5

国分寺には、たくさんの史跡が点在している。今度はグルメ以外の、味わいのある風景も追ってみよう。

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インデックス

目次
(1) 香ばしき45円の焼きだんごに巨大な国分寺ロール! 肉肉しいハンバーガーも
(2) 写真に撮りたくなる風景に出会う - 国分寺の湧水が生きた日本酒を一口
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