【レポート】

魅力度最下位の茨城県に上昇気運が!? こんな絶景巡り旅もできる

1 冬ならではの神秘的な現象"氷花"と"氷瀑"を臨む

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2016年にブランド総合研究所が発表した魅力度ランキングでは、4年連続最下位となった茨城県。しかし、2016年シーズンは6年ぶりに「鹿島アントラーズ」がJリーグ優勝、1月25日には茨城県牛久市出身の稀勢の里が日本出身力士としては19年ぶりに横綱に昇進、さらに、有村架純さんがヒロインを演じるNHK朝ドラ「ひよっこ」(4月3日~)ではロケ地となるなど、にわかに注目が集まっている。

およそ8割程度の凍結状態の「袋田の滝」(2017年1月24日撮影)

上昇気流に乗りつつある茨城県はもちろん、その土地ならではの魅力も備えている。そこで今回は、茨城の代表的な絶景スポットである「袋田の滝」「竜神峡・竜神大吊橋」「筑波山」の3カ所を案内しよう。

"日本三名瀑"の冬景色

最初に案内する"日本三名瀑"のひとつ「袋田の滝」は、茨城県北西部に位置する大子(だいご)町にある。朝ドラ「ひよっこ」の舞台である架空の村・奥茨城村は、恐らくこの辺りがモデルになっているのだろう。

土産物屋などが並ぶ「袋田の滝」周辺

袋田の滝は紅葉の名所としても知られるが、真冬に訪れるのもオススメだ。なぜなら、運が良ければ、寒さのために滝全体が真っ白に氷結する"氷瀑(ひょうばく)"という神秘的な現象が見られるかもしれないからだ。なお、滝の凍結状況は茨城県の観光情報サイト「観光いばらき」にアップされるので、参考にしてみるといいだろう。

常磐自動車道の「那珂インター」を下り、周囲を山に囲まれた田園風景の中を車を走らせる。道沿いを流れる久慈川では、厳冬期には川の水がシャーベット状になり、陽射しに照らされてキラキラ光る"氷花(シガ)"と呼ばれる美しい現象も見られる。

50分ほどで袋田の滝に到着すると、滝の手前には土産物屋などが並び、寺社の門前町や温泉街のような雰囲気だ。入場料を支払い、観瀑台へはトンネルをくぐって滝へ向かうが、トンネル内は、正直に言えば、首を傾げたくなるようなイルミネーションが施されていた。

観瀑台へのトンネル内の様子

地方の観光地に行くと、このような演出を多々見かけるが、絶景を目にしての感動や癒やしを求めて訪れた人に対しては、明らかに逆効果だろう。しかし、トンネルを抜けた先に広がる、高さ120m・幅73mにもおよぶ日本を代表する瀑布の雄大な景観は、期待を裏切るものではなかった。

確かに「四度の滝」であることを実感

ちなみに、袋田の滝には、「四度(よど)の滝」という別名がある。由来についてはその昔、西行法師が四季に一度ずつ、四度来てみなければ本当の良さが分からないと言ったからとする説、弘法大師がこの場所で四度護摩修行を行ったからとする説、さらに、文字通り、滝の流れが四段になっているからという説がある。

「袋田の滝」は「四度の滝」の別名を持つ

エレベーターに乗り、観瀑台の最も高い場所に位置する第3デッキに立つと、滝口とほぼ同じ高さから四段になって流れ落ちる滝の全景を見渡すことができる。確かに四度の滝だと納得した。完全凍結時には、滝の表面をピッケルとアイゼンを使って登るアイスクライミングを楽しむ人もいるが、2012年に完全凍結して以来、ここ数年は完全凍結は見られないという。

●information
袋田の滝
住所: 茨城県久慈郡大子町袋田3-19
アクセス: 常磐自動車道「那珂インター」から約50分。電車の場合、JR水郡線「袋田」駅よりバスで10分
営業時間: 8:00~18:00(11月~4月は9:00~17:00)
料金: 大人300円

続いて向かうのは、袋田の滝から約20kmのところにある「竜神大吊橋」だ。

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インデックス

目次
(1) 冬ならではの神秘的な現象"氷花"と"氷瀑"を臨む
(2) 今日も渓谷に絶叫が響き渡る! 全国3位の吊り橋から挑戦
(3) 百名山「筑波山」を1日で2回登頂! 2度おいしい絶景を
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