デルの「New Inspiron 15 5000」シリーズは、いわゆるスタンダードノートPCと呼ばれるオーソドックスな15.6型ノートPCだ。重量も2.32kgあるため、基本的には据え置きで使うモデルで、持ち運ぶとしても家庭の範囲内だろう。

今回は、シリーズ最上位となる「New Inspiron 15 5000 シリーズ プラチナ・ブルーレイ・フルHDタッチパネル・IRカメラ」モデルのレビューをお届けする。直販価格(税別)は119,980円だ。価格を基準に最上位としているが、もっとも安価なモデルは税別84,980円となり、スペックやOficceソフトの有無などによって全12モデルが用意されている(2016年12月時点)。

New Inspiron 15 5000

■試用機の主な仕様 [製品名] New Inspiron 15 5000 [CPU] Intel Core i7-7500U(2.70GHz) [メモリ] DDR4-2400 8GB(最大16GB) [グラフィックス] Intel HD Graphics 620(CPU内蔵) [ストレージ] 2TB HDD [光学ドライブ] ブルーレイディスクドライブ [ディスプレイ] 15.6型グレア(光沢、1,920×1,080ドット)、タッチ対応 [OS] Windows 10 Home 64bit [サイズ/重量] 約W390×D259×H23.3mm / 約2.32kg [直販価格(税別)] 119,800円

最上位モデルは、Intelの最新CPUとなる第7世代Core iプロセッサ(開発コードネーム:Kabylake)のIntel Core i7-7500U(2.70GHz)を搭載している。ベースクロックは2.7GHzで、Skylake世代のIntel Core i7-6500U(2.5GHz)と比較して、ベースクロックが約0.2GHz上昇している。メモリはDDR4-2,400MHz 8GB、ストレージは2TB HDDだ。ストレージが大容量なのは嬉しいが、SSDでないのは好みが分かれるところだろう。

Intel Core i7-7500Uは、2コア/4スレッドで動作クロックが2.7GHz(最大3.5GHz)。高スペックながらTDPは15Wと省電力だ