世界最大の写真関連展示会「Photokina 2016」がドイツ・ケルンで9月20日から開幕した。会期前日の19日には、パナソニックがプレスカンファレンスを開催し、「6K PHOTO」の撮影に対応した「LUMIX GH5」の開発発表をしたほか、デジタルカメラの新製品3機種を発表した。
GH5はLUMIXシリーズの次期最上位モデル。ミラーレスカメラとしては世界で初めて4K/60Pの動画撮影に対応しており、より滑らかな4K映像を撮れるようになった。それにともない、パナソニックが注力する「4K PHOTO」も、これまでの秒間30コマ連写が60コマに拡張された。
さらに、4Kを超える6K解像度に対応した「6K PHOTO」機能を搭載。800万画素相当の4K PHOTOに対して、6K PHOTOは1,800万画素相当の高解像度となる。4K動画ではプロが要求する10bit 4:2:2の記録にも対応した。
パナソニック AVCネットワークス社イメージングネットワーク事業部長の山根洋介氏は「4K PHOTOを次のステップに進める」とアピール。2020年の東京オリンピックに向けて、3,300万画素となる8Kへの対応を進めていく考えを示した。この8K対応に向けて、新たなセンサーやグローバルシャッター、ハイダイナミックレンジといったキーデバイスのトータルの開発が必要と語り、「Changing Photography」というキーワードを掲げて、今後さらなる開発を進めていく。