世帯年収が高くなるほど、同時に高くなる傾向にある保育料。特に低年齢の子どもに関しては、自治体ごとに金額に大きく開きが出てくる。
そこで今回は、年収900万円の家族(30代の夫婦、子1人)をモデルケースとし、東京23区の保育料を徹底比較! 保育料が安い順にランキングしてみた。
年収900万円世帯にとって保育料がお得なのは、1歳児、3歳児ともに渋谷区だった。一方、最も高くつくのは1歳児で江戸川区、3歳児で墨田区。この年収層の1歳児では、最大で4万4,100円と、保育料負担が少々重く感じられるが、3歳児になるとがくんと下がって8,000円台から2万円台後半となっている。
これから保育園入園を考えている方は、他の子育て支援政策などとあわせて参考にしてみてほしい。
※モデルケース(監修: FP加藤葉子)
・父、母、子どもの3人家族
・給与収入の会社員という想定で、世帯年収は900万円(夫500万円、妻400万円)
・社会保険料の金額は、協会けんぽの東京都の料率で計算
・所得控除は、基礎控除・配偶者控除・社会保険料控除のみとし、その他住宅借入金等特別税額控除、寄付金税額控除などはないものとして、特別区民税所得割額を計算(年少扶養控除も同様)
※保育料は子どもの年齢と世帯収入によって決まります。子どもの年齢は3歳未満、3歳、4歳以上の3段階、世帯収入は父母の住民税(区民税)の所得割の合計によって、区ごとに段階的に規定されています(祖父母と同居している場合には、その収入も含まれることがあります)
※本記事の内容は、2016年8月時点の情報として自治体から得た回答を盛り込んだものです
※写真と本文は関係ありません