参入企業続々

リクルートスタッフィングは、今年4月に家事支援サービス「casial.(カジアル)」を正式に事業化した。同社は2014年10月から同事業を試験的に開始していたが、リピート率が75%超と好評だったことからの決定で、今後3年でのべ1万人の利用者を目指すという。このサービスの特徴は、事前にサービスの説明するという丁寧さながら、1回5000円(税抜)というリーズナブルな価格設定などだという。

さらに料理の「作り置き」を頼めるサービスもある。クラウド家事代行サービス「CaSy(カジー)」を運営するCaSyは、「作り置き」をオーダーできる料理代行サービスを展開している。「作り置き」を担当するのは、銀座の元シェフや管理栄養士で、利用することで外食回数が減るため節約にもなると提唱している。

市場規模6000億円が見込まれる家事支援サービス

野村総合研究所が2011年に行った「家庭生活サポートサービスの利用に関するアンケート調査」によると、家事支援サービスは将来的にはおよそ6000億円の市場規模になることが推計されている。家事全体を支援するサービスだけでなく、家事の1つ1つの負担を減らすという発想から様々な業界から参入できる余地があり女性の活躍とともに拡大が期待される。