サンスターは4月11日、歯ブラシとスマートフォンを連動させるBluetoothデバイス「G・U・M PLAY」を発表。実際に体験できるメディア向け体験会を開催した。「歯ブラシのスマート化、IoT化」とは一体どういうことなのか? 実際に製品を試用して、その答えを探ってみた。

歯ブラシの先に装着し、歯みがきの状態をチェックするデジタルデバイス「G・U・M PLAY」。G・U・M PLAY本体、カラーキャップ×1、歯ブラシ×1がセットになって、税別価格は5,000円

いつもの歯ブラシがスマート化

G・U・M PLAYは、約15gという軽量小型のコイン型デバイス。この本体をシリコン製のアタッチメント「カラーキャップ」に装着して利用する。カラーキャップ上部には穴があり、ここに付属の歯ブラシ「ガム・デンタルブラシ」を差し込む。キャップはシリコン製で伸縮性もあるため、多くの市販歯ブラシでも利用できるという。

本体には加速度計を内蔵し、使用者の歯ブラシの動きで「正しいみがきかた」ができているかをチェック。独自のアルゴリズムによって、みがき残しが多いエリアの特定もできる。これらのデータは、Bluetoothで連携したスマートフォンから専用アプリで確認することが可能だ。ちなみに、G・U・M PLAY本体は生活防水仕様なので、キャップはもちろん、本体も水洗いできる。

コインを分厚くした形のG・U・M PLAY本体。裏にはコインなどでねじって開くフタがあり、ここから電池交換。CR2032ボタン電池で駆動し、一日3回の歯みがきなら約半年の電池寿命とのこと

G・U・M PLAY本体は、シリコン製カラーキャップに入れて使用する。製品に付属するキャップは白色だが、別売りでブルーム・ピンク、アストロ・グレイ、スカイ・ブルー、ミント・グリーンのキャップも用意。キャップの税別価格は500円

キャップの穴に歯ブラシを差し込み、歯ブラシを下に向かってグッと押し込むと、本体のスイッチがONになって緑のLEDが点滅。電源が入ると、スマートフォンとBluetooth接続を開始

スマートフォンごとにG・U・M PLAYを認識させられるため、歯みがきをする時間が家族で異なる場合は、ひとつのG・U・M PLAYを使いまわすことも可能。ただし家族が同時に歯みがきをするなら、人数分のG・U・M PLAYが必要だ