キヤノンは3月12日と13日m「CANON GRAND PRESENTATION 2016 in OSAKA」を大阪・梅田のグランフロント大阪 ナレッジシアターで開催した。カメラやプリンタの新製品をタッチ&トライできるとあってファンが多数来場。なかでも人気だったのはやはり最新デジタル一眼カメラ「EOS-1D X Mark II」と「EOS 80D」だった。その様子をお伝えしよう。

「CANON GRAND PRESENTATION 2016 in OSAKA」、会場のグランフロント大阪は大阪駅の北側に位置し、ヨドバシ梅田の隣とあって人気のスポット。開場前から多くのカメラファンが集まり、あっという間に会場は熱気に包まれた

EOS-1D X Mark IIとEOS 80Dのハンズオン

発売前に最新モデルを試せるとあって、「EOS-1D X Mark II」と「EOS 80D」は開場早々にそれぞれ50分、40分待ちの行列ができた。また、メインステージではスポーツ撮影の体験ができるようフェンシングが行われていた (ちなみにCP+2016では体操だった)。

フェンシングが実演されるメインステージ前には、EOS-1D X Mark IIとEOS 80Dの実機がズラリ

来場者は説明を受けながらスポーツ撮影を体験していた

EOS-1D X Mark IIはプロ・ハイアマチュア向けということもあり、最高約14コマ/秒の連写機能や向上したAF性能の部分、新しく対応したメモリ規格のCFast 2.0について多くのファンが興味を持っている様子。説明員に質問しながら、実物を触って納得していた。

EOS 80Dは同時期に発売される「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」を取り付けた構成で展示。同レンズと組み合わせることでスムーズな動画撮影ができる点をチェックしているユーザーの姿が目に留まった。

EOS-1D X Mark IIの前面と背面。4月下旬発売予定

従来モデルとの大きな違いとして、CFast 2.0カードに対応。サンディスクのブースではCFast 2.0対応の「Extreme PRO」を展示し、転送スピードを実演していた

EOS-1D X Mark IIを手に取って試す多くのカメラファン

EOS 80Dのブースも大盛況

EOS 80Dは3月25日発売予定。「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」や電動ズームユニット「PZ-E1」を取り付け、動画撮影を意識した構成で展示されていた

CP+2016でも人気だった超望遠レンズ体験コーナーが、大阪でも会場の高台に設けられた。カメラはEOS-1D X Mark II、試せるレンズは30~175万円クラス。誰もが手に取って試してみたくなる

コンパクト機はPowerShot G7 X Mark IIが注目の的

コンパクトカメラのブースでは最新モデルである「PowerShot G7 X Mark II」や「PowerShot SX720 HS」をメインに展示。1.0型のセンサーに最新画像エンジンDIGIC 7を搭載したPowerShot G7 X Mark IIは注目度が高く、手に取って試すユーザーが多かった。一方、小型でありながら光学40倍ズーム可能なPowerShot SX720 HSも女性を中心に注目を集めていた。

PowerShot G7 X Mark IIは4月下旬、PowerShot SX720 HSは3月下旬の発売予定だ

「ImagePROGRAF PRO-1000」を使ったA2の大判プリント実演も。来場者は、顔料インクと染料インクの違いや、データの解像度とプリントサイズについての質問を説明員に投げかけていた

フォトブック作成サービス「PHOTO PRESSO」「PhotoJewel」「PhotoJewel S」のコーナー。これらのサービスで作成されたさまざまな写真集が展示されていた

EOS学園の講師によるセミナーも大人気。セミナー開演の5分前にはすでに満席で、立ち見になる人が出るほどの盛況ぶりだった