東京ヤクルトスワローズは、13日~14日の2日間にわたって、「スタジアムキャンプ~TOKYO HOME TOWN!2015~」を開催した。小中学生とその親を対象に、神宮球場のグラウンドにテントを立てて1泊2日のキャンプが体験できるこのイベントに、NECレノボグループがサポート。タブレットとタブレットを使った学習プログラムを提供している。今回は13日に行われたイベントの様子をレポートしたい。

「スタジアムキャンプ~TOKYO HOME TOWN!2015~」は神宮球場を会場に抽選で選ばれた60組の家族が参加

子どもが球場を使うことは野球教室などでほかにもあるが、大人もこうしてグラウンドまで降りて使うケースはなかなかないとのこと。参加者はほとんどスワローズファンの親子で、それぞれがかぶってるキャップも古いものから新しいものまでさまざまだ

東京ヤクルトスワローズが開催する「スタジアムキャンプ」は、神宮球場を会場に1泊2日のキャンプが親子で体験できるイベント。外野席上段でのBBQやグラウンドにテントを張っての就寝に加え、スワローズOBが参加してのキャッチボールや夜には肝試しなどを楽しむ。2007年に始まり、2015年で5回目の開催となる。毎回人気のイベントで、今回も約10倍の抽選倍率から選ばれた60組の家族が参加した。

スワローズOBとして登場したのはギャオス内藤氏。現役時代と変わらない軽快なトークで会場を沸かせた

もう1人スワローズOBとして宇佐美康広氏も

ボールの握り方から説明する内藤氏

内藤氏によるとキャッチボールのコツは2つあるそうで、1つは足をしっかり上げること。もう1つは足を上げた後にためを作ること。そうすると上半身を大きく使うことができ、コントロールが定まるという

グラウンドでキャッチボールやノックを受ける

この日は記者室も開放。記者用の席には新聞各紙やスポーツ紙のプレートがあった。あらかじめ席は決まっているようだ。席にはNECパーソナルコンピューターとレノボ・ジャパンのノートPCが展示

参加者も記者気分を味わっていた

今回のイベントは、「防災」と「家族の絆」がテーマとなっている。NECレノボは、それぞれの家族に対して「YOGA Tablet 2」と「LaVie Tab S」を貸与。このタブレットの中にはフリーザーバッグを使ったご飯の炊き方や、テントの張り方を説明する動画ファイルが保存されており、キャンプでは実際に体験しながら「もしものとき」に備えたスキルを学んだ。

フリーザーバッグに米と水を入れて、沸騰したお湯で加熱する。米と一緒に入れる水は飲めるものが必要だが、加熱用の水は飲めない物でもかまわない。普通に米を炊くよりも水を節約できる。加熱の目安は米の量にもよるが1合で約20分程度だという

作業の手順を確認したり、家族の様子を写真に残したりとタブレットが活躍

加熱後はチャックを開けて5分くらい蒸らすとご飯が炊ける。筆者も味見させてもらったが、袋に入れて炊いたとは思えないおいしさだった

ご飯が炊けたら外野席上部でBBQのスタート。普通はなかなか経験できない

夕焼けのスタジアムで食べるご飯は格別だ

また、タブレットはネットワークに接続しなければ、参加者が自由に利用可能で、参加者同士で写真や動画を撮影したり、インストールされたアプリで楽しんだりしていた。驚いたのは子どもたちがあっという間にタブレットを使いこなしていたこと。

このころには子どもたちもタブレットを使いこなしていた

食事の後はテント張り。球場にテントが並ぶ光景は不思議でもある

何人かに話を聞いたところ、家に自由に使えるPCはタブレットはないとのことだったが、タブレットが配られた夕方にはすっかり使いこなしていた。その後、参加者たちはYOGA Tablet 2にインストールしていた星座アプリを使っての天体観測などを楽しんでいたようだった。