スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2015」。セイコーネクステージブースでは、すでに発表されて話題となっている「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」コラボモデルの実機を展示。そのほか、時計としてのデザインと質感を追求した人気ブランド「ISSEI MIYAKE」ウオッチの新色などがウィンドーを飾った。記事中の価格はすべて予価、税抜き価格となる。
ゲーム中でもキーアイテムとして登場する、コレクター垂涎の限定コラボモデル
セイコーネクステージブースの目玉アイテムは、何といっても「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」とコラボした「WIRED」(ワイアード)のニューモデルだ。
「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」は、コナミデジタルエンタテインメントのゲームタイトル。MSXの時代からゲームファンに愛されてきた人気作品「メタルギア」シリーズの最新作で、PlayStation 4 / PlayStation 3 / Xbox One / Xbox 360 / PC(Steam)をプラットフォームとして、9月2日に発売が予定されている。
実は、WIREDとメタルギアソリッドのコラボはこれが第3弾。ただし、今まではデザインが主人公「スネーク」のスニーキングスーツを想起させるものだったり、針が登場キャラ「雷電」の刀のデザインになっていたりと、あくまでイメージアイテムとしてのコラボだった。しかし、今回はストーリーに組み込まれ、映像中にもキーアイテムとして登場する時計をそのまま実機にしただけに、インパクトは圧倒的だ(ゲーム中の機能や動きとは異なる部分がある)。
ベースモデルは、1980年のセイコーデジボーグ「GZC038」。個性的なパネルデザインを踏襲しつつ、ケースデザインや視認性、各種スペックをアップデートした。ケースとバンドはステンレススチールで、コーデュラ素材のナイロンバンドが付属。現在公開されているゲーム映像でも、スネークはナイロンバンドを使用している。ケース外径は52.5mm×42.0mm。厚さは15.3mm。10気圧防水(日常生活用強化防水)。
価格は4万5,000円で、全世界2,500本の数量限定販売。裏ぶたには、「WIRED」、「METAL GEAR SOLID V」、「デジボーグ」の刻印とともに、2,500を分母としたシリアルナンバーが刻まれる。
発売日はゲーム発売翌日の9月3日。通販サイト「コナミスタイル」で4月1日に先行予約が始まったが、1時間足らずで予定数を完売したとのこと。次の機会として、一般時計店(WIRED取扱い店)で6月1日から予約受け付けが開始されるので、入手したい人は見逃さないようにしてほしい(発売元はセイコーウオッチ株式会社)。