前回は、

■手当たり次第に「誰か紹介して」と頼む
■合コンに精を出しすぎる
■気になる人の趣味をムリヤリ一緒にしようとする

上記3つを「結婚を焦る女性がやってしまいがちな言動」として挙げました。まだ逆効果になってしまう言動があるのでご紹介します。

■彼の気持ちを確かめずに自分の親に会わせる

「今日、ウチに遊びにおいでよ」。彼女に気軽な感じでこう言われて着いて行ったら、自宅には彼女の母親だけではなく父親までいて、「娘と結婚する気があるのか」と詰め寄られた。実話です。この状況下で質問されたら、男性はYESとしか答えられません。もちろん、この男性も「そのつもりです」と答えたものの、本音ではまだ結婚を考えている段階ではなかったそうです。結果、この日以降も交際は続けたものの、気持ちの温度が違いすぎて別れてしまったとのこと。

周りから固めて結婚するケースは珍しくありませんが、口約束を取りつけたからといって、必ず結婚できるとは限りません。この実話は、まだ結婚する話すら出ていないのに、自室に結婚情報誌を置いておくぐらい男性に引かれてしまう可能性大です。

■「出会いがない」が口癖

もし自分に好意を持っている男性がこの言葉を耳にしたら、「自分は対象外だ」と感じて、アプローチを控えてしまいます。今出会っていないのであれば「出会いがない」ことは事実かもしれませんが、結婚は自分が思い描いた完璧に理想通りの相手とできるわけではありません。この言葉が運命の相手を遠ざけてしまうこともありうるのです。

また、「言霊」という言葉があるように、口にしたり文字にする言葉には強力なパワーがあります。自分で「ない」と断定してしまうということは、その状況が続くという言葉を自分に発していることと同様ですから、こういった意味でも言わないほうがいいと言えます。

■妥協したくないという気持ちが強い

結婚したいと焦っているけれど、妥協はしたくない。婚活中の人が抱きがちな思いではありますが、妥協したくないという気持ちが強すぎると、ますます結婚が遅れてしまいます。妥協したくない気持ちから、相手の些細な欠点すら許すことができなくなり、「この人ではない」と早い段階で見切りをつけてしまうからです。そして、次々と新たな相手と会い続けて結局決まらないというのがよくあるパターンだと、結婚相談所に勤務する女性が語っていました。

前回同様、意識の持ち方を少し変えるだけで改善できる言動ばかりです。当てはまってしまっても、落ち込む必要はありませんよ。

※写真と本文は関係ありません

著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。2,000人以上の人物取材の経験で磨かれた、鋭い洞察力が武器。著書は『恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80』(講談社)。無料のメール恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い。相談を休止中の場合もあるので詳細はブログまで。恋愛コメンテーターとして『ZIP!』(日本テレビ)、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『ばらいろダンディ』(MX-TV)などのテレビやラジオ、雑誌にも多数出演。