【レビュー】

ティアック「HA-P90SD」を試し聴き - ハイレゾプレーヤー機能を内蔵したポータブルアンプ

1 音の"源流"はReference 501シリーズにあり

 
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ティアックからポータブルアンプ第2弾「HA-P90SD」が発売される。今度はネイティブDSD再生に対応、しかも5.6MHz。そのうえプレーヤー機能を内蔵し、PCに頼らず再生できるポータブルオーディオ機としての要素も備えている。今回、開発途上版を試用する機会に恵まれたため、その音質と使い勝手を報告しよう。

「HA-P90SD」の発売は12月上旬とのことだったが、若干遅れているようだ。価格はオープンで、推定市場価格は70,000円前後

HA-P90SDの音の"源流"

HA-P90SDのレポートへ進む前に、2014年春に発売されたティアック初のポータブルアンプ「HA-P50」について簡単に説明しておきたい。HA-P50がどのような経緯で開発されたかを知ることは、HA-P90SDという製品の"持ち味"の理解につながるからだ。

HA-P50は、同じ米Gibsonグループであるオンキヨーとの協業により開発された製品だ。基本的にはハードウェアおよびファームウェアの開発がティアック、iOS/Androidアプリの開発がオンキヨーにより進められ、ティアックからはHA-P50、オンキヨーからはDAC-HA200として発売された。いわば"兄弟機"だが、それぞれ異なるオペアンプを採用するなど音の性格は微妙に異なり、ティアックとオンキヨーそれぞれの音に対する考え方が見てとれる。そして、この開発スキームはHA-P90SDでも踏襲されているようだ。

だから、HA-P90SDの音の"源流"はティアックの製品に求めることができる。A4サイズのハイコンポシステム「Reference 501シリーズ」がいわばリファレンスであり、その粋を昇華させた製品がHA-P90SDと言っていいだろう。実際、HA-P90SDにおいて、ヘッドホンアンプ部にプッシュプル回路とオペアンプをディスクリート構成(LR各チャンネルが完全に独立)に配置したことは「HA-501」に、DACにBurrBrown PCM1795を採用したことは「UD-501」に由来している。サイドパネルの質感などデザインもReference 501シリーズを彷彿とさせ、ティアックのアイデンティティを感じさせる。

前面にはデジタル/アナログ兼用の3.5mm入力端子とヘッドホン端子を配置。背面にはUSB A端子とmicro B端子を用意している

側面にはmicroSDカードスロットと、再生ソフトの操作に使うマルチウェイスイッチを配置

Reference 501シリーズのヘッドホンアンプ「HA-501」。ディスクリート構成など、HA-P90SDの"源流"に位置する製品だ

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インデックス

目次
(1) 音の"源流"はReference 501シリーズにあり
(2) DSDの生々しさをポータブルで
(3) PC接続での再生か、本体のみでの再生か
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