2014年9月5日からドイツ・ベルリンで開催された、世界最大級の展示会「IFA 2014」では多数の新製品が発表された。中でも、注目ジャンルの1つは高解像度ディスプレイだ。

米デルが現地時間4日に発表した、4K超えとなる5,120×2,880ドット解像度の27型5KディスプレイLGの3,440×1,440ドット解像度の曲面34型ディスプレイなど、IFAではパナソニックやソニー、東芝、シャープ、LG、Samsungなど家電・PCメーカーを中心に、4Kテレビや4Kディスプレイが数多く展示されていた。今注目を集めているジャンルの1つといえるだろう。

LGの曲面型4Kディスプレイ「34UC97」

米デルの5Kディスプレイ「Dell UltraSharp 27 Ultra HD 5K Monitor」

そんな中、米国時間9月15日には、映像表示関連機器の業界標準化団体「VESA」がDisplayPortの最新規格「DisplayPort 1.3」をリリース。実際の製品への実装時期は未定だが、DisplayPort 1.3は、4レーン×8.1Gbpsで最大32.4Gbpsの帯域幅を備え、5Kディスプレイへの出力がケーブル1本でまかなえるようになった。

DisplayPort 1.3がサポートする映像データのピクセル数

国内でもPC・周辺機器メーカーが続々と市場に参入しており、製品ラインナップが華やかになりつつある。家電量販店で目にした、という人も多いことだろう。4Kディスプレイが市場に出回り始めたひと頃は、その値段の高さから"高嶺の花"のような存在だったが、当初と比べ現在の価格は大幅に値下がっており、9月25日現在、6万円台で購入できるモデルもある。そこで本稿では、今買える主な4Kディスプレイのラインナップを紹介していこう。