LGエレクトロニクスブースのメインの入口から入ったところには、4Kの77型曲面有機ELディスプレイを5台並べた展示を行った。これは主にサイネージの用途提案であり、湾曲した画面を生かしたものだ。

また、製品自体は個人向けとしても展開。個人向けでは、画面の両側が動き、平面と曲面化との両方の形状で視聴することができる。9月下旬から韓国、米国で発売する予定であり、日本での投入時期は未定だ。

【左】4Kの77型曲面有機ELディスプレイを5台並べ、サイネージ用途提案を行う 【中】77型曲面有機ELテレビ。こちらは個人ユースを狙ったもの。画面の両側が動き、曲面化する形状になっている。9月下旬から韓国、米国で発売の予定 【右】この線の位置まで、フレキシブルに湾曲することになる

さらに、4K液晶テレビでは、ラインアップを拡大してみせた。ここでは、新たなディスプレイサイズとして、42型と60型を追加。日本でも販売されているHarman/Kardonのスピーカーを10個搭載した65型の4K液晶テレビや、98型の4K液晶ディスプレイを展示したほか、105型の5Kディスプレイも展示してみせた。

【左】4K液晶テレビを展示。42型と60型の4K液晶テレビは今回が初のお披露目 【中】日本でも販売している65型の4K液晶テレビ。Harman/Kardonのスピーカーにも評価が集まる 【右】98型の4K液晶ディスプレイ。4Kの世界の広がりを強調してみせた

【左】105型の5Kディスプレイ。画質だけでなく、ここでもHarman/Kardonのスピーカーによる音質の高さを訴求 【中】一部の招待客だけに公開した98型の8Kディスプレイ 【右】スワロフスキーを施したテレビ。中国市場などに展開するという

またブース内では、Web OSによるスマートテレビもデモストレーション。Web OSの各種アプリケーションを体験できるようにしていた。

【左】Web OSによるスマートテレビの展開も行う 【中】Web OSでの各種アプリケーションを体験できる 【右】恒例となっていた3Dによる体験コーナーは12枚のディスプレイで構成

さらに、一般公開しているブースとは別に、一部の招待客だけに限定して公開したのが98型の8Kディスプレイだ。投入時期や市場想定価格などについて未定だが、8Kならではの画質は圧巻だ。

また、スワロフスキーを施したテレビも展示。こうしたデザインを好む中国市場向けに展開する予定だという。

日本でも発売している34型の21:9のPC用モニターは、新たに曲面ディスプレイを採用。ゲーム使用時の臨場感を高めるほか、複数のディスプレイを組み合わせて、ディーリングルームなどでも活用できる提案も行った。

【左】34型の21:9のPC用モニター。新たな曲面ディスプレイを採用 【右】ディーリングルームなどでも活用においても曲面ディスプレイは最適

【左】21:9のモニターを活用してデジタルサイネージとしての提案も行う 【右】ホームセキュリティシステムの提案にも力を注いだ

腕時計型端末「LG G Watch R」には人だかりが……

メインステージでは、円形有機ELディスプレイを採用した腕時計型端末「LG G Watch R」を紹介。展示スペースには終日、多くの人が「LG G Watch R」を手にする姿が見られた。

LG G Watch Rは、1.3型のフルサークル型のプラスチック有機ELを採用。CPUには、1.2GHzのQualcomm Snapdragon 400、OSにはAndroid Wearを搭載。各種センサーを搭載して様々な情報を表示することができる。通常は時計としての表示が可能で、鮮明な画像はまるでアナログ時計のようにも見える。

スマートフォンでは、「LG G3 Stylus」を展示。5.5型液晶を採用したAndroid 4.4.2搭載モデルで、1.3GHzのクアッドコアプロセッサ、3000mAhの着脱式バッテリー、スタイラスペンを内蔵し、QuickMemo+などの独自機能を持ったモデルだ。そのほか、スマートフォンでは、5.7型液晶を搭載した「LG G Vista」も展示していた。

【左】LG G3 Stylus。5.5型液晶を採用したAndroid 4.4.2搭載モデル 【右】円形有機ELディスプレイを採用した腕時計型端末「LG G Watch R」

【左】メインステージでは「LG G Watch R」を紹介 【右】鮮明な画像はまるでアナログ時計のようにも見える