KDDIは30日、2015年3月期第1四半期の決算を発表した。連結業績は、営業収益が前年同期比1.8%増の1兆206億円、営業利益が9%増の1,948億円、経常利益が7%増の1,947億円、純利益は66.5%増の1,135億円で増収増益となった。決算発表会ではKDDIの田中孝司代表取締役社長が、「2期連続2桁成長へ、非常に順調です」と話した。
連結業績は、営業収益が前年同期比1.8%増の1兆206億円、営業利益が9%増の1,948億円、経常利益が7%増の1,947億円、純利益は66.5%増の1,135億円で増収増益となった。
ID×ARPUの拡大を目指す
都内で開かれた決算発表会では、田中社長が登壇して詳細を報告した。KDDIでは、契約者数(ID)と契約者1人あたりの売り上げ(ARPU)の拡大を目指し、様々な取り組みを行っていく。
ネットワークに関しては「LTE-Advanced(CA)」と「WiMAX 2+」の両軸で、実効速度No.1を目指す。対応エリアに関しては、800MHzプラチナバンドで99%、2.1GHzで90%の人口カバー率を達成した。
人口の少ない箇所にも、積極的に基地局を打っていく方針。富士山の登山道や四国八十八カ所など、日本全国の世界文化遺産、自然遺産などの観光地においてもネットワークを強化する。田中社長は、「ここぞ、というところにまでエリアを広げていく」と意欲的に話した。