Razerは18日、同社のゲーミングノートPC「Razer Blade」を日本国内向けに販売すると発表した。19日より発売の予定で価格は297,000円。これに合わせて都内で記者会見を開催。同社のマーケティングディレクターであるKevin Sather氏が製品の概要を説明した。

Razer Bladeのラインナップには、14型ディスプレイ搭載の「Razer Blade」(無印)と、17.3型ディスプレイ搭載の「Razer Blade Pro」があるが、今回日本国内向けに投入されるのは14型ディスプレイ搭載の「Razer Blade」だ。

北米では2014年3月に最新モデルとなる2014年版を発表済みで、タッチ操作に対応した3,200×1,800ドットのIGZOパネルを採用、視野角やコントラストなど含めて、従来モデルから性能を大きく強化した。また、CPUにIntel Core i7-4702HQ、グラフィックスにGeForce GTX 870Mを搭載したハイパフォーマンスなモデルながら、17.8mmという薄型ボディを実現している。

Razer Blade(2014)の概要

Sather氏は他社製品との比較も紹介。競合と目されるAlienware 14や、薄型で高精細ディスプレイを搭載するMacBook Pro Retina 15インチと比べても高いパフォーマンスだという。

他社製品との比較

どの製品化は明言されていないが、前後のスライドや4.01cmという数字から見るとおそらくAlienware 14との比較と思われる。競合製品の半分以下のボディでより高いパフォーマンスを実現している点をアピールする

製品の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4702HQ(2.2GHz)、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリがDDR3L-1600 8GB(8GB×1)、グラフィックスはNVIDIA GeForce GTX 870 3GB + Intel HD Graphics 4600でストレージは256GB SSD、ディスプレイは14型QHD+(3,200×1,800ドット)液晶(10点マルチタッチ対応)、OSはWindows 8.1 64bit。

インタフェースはUSB 3.0×3、HDMI×1(1.4a)、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Webカメラ(200万画素)、オーディオポートなど。本体サイズはW345×D235×H17.8mm、重量は2.03kg。

日本国内ではアイティシーが販売元となり、ツクモやソフマップ、アークなどのショップで販売される予定だという。

薄さ17.8mm、重量2.03kgの薄型軽量モデル。質感も高い

インタフェース類はシンプルな構成

キーボードは日本語配列になっている。ユーティリティによるカスタマイズも可能