待望のKモデルは定格で4GHz!

IntelがCOMPUTEX期間中に正式発表した「Devil's Canyon」こと「Core i7-4790K」であるが、複数のショップで予約の受付が開始されている。価格は39,500円前後で、BUY MORE秋葉原本店やTSUKUMO eX.などによると、6月26日(木)の発売予定とのこと。同時に「Core i5-4690K」の発売も予定されており、こちらの予価は27,500円前後だ。

Devil's Canyonの予約が開始(BUY MORE秋葉原本店)

オーバークロック可能な「Pentium G3258」も発売予定

Devil's Canyonは、倍率アンロックのオーバークロック向けCPUである。Haswell世代の従来モデル「i7-4770K」とは、動作クロック以外の仕様に大きな違いはないが、注目は、CPUコアとヒートスプレッダの間の熱伝導材に新素材が使われているということ。動作クロックが大幅に引き上げられており、期待度は大きい

■新旧CPUの仕様比較
CPU i7-4790K i7-4770K
コア/スレッド数 4/8
動作周波数(定格/ブースト) 4.0/4.4GHz 3.5/3.9GHz
キャッシュ 8MB
製造プロセス 22nm
最大TDP 88W 84W
対応メモリ DDR3-1600/1333
内蔵グラフィックス HD Graphics 4600

また、Pentium発売20周年の記念モデルとして「Pentium G3258」(2コア/2スレッド/3.2GHz/53W)が発売される。エントリー向けのPentiumながら、倍率をアンロックにしたというかなり特殊なモデル。8,000円前後の低価格でオーバークロックが楽しめるということで、非常に面白い製品になりそうだ。入荷は7月上旬の見込み。

Ultra M.2搭載の最上位モデル

ASRockの「Z97 Extreme9」は、Z97チップセットを搭載するハイエンドのATXマザーボード。すでに発売中のZ97 Extreme6の上位モデルで、PLX製PCI Expressブリッジ「PEX 8747」を実装したことにより、帯域がx8/x8/x8/x8の4-way CrossFireX/SLIが可能となっている。価格は35,000円前後だ。

ASRockの「Z97 Extreme9」。4-wayグラフィックスに対応した最上位マザー

拡張スロットは、PCI Express x16(3.0)が4つ、PCI Express x16(2.0)が1つ

同社独自の「Premium Alloy Choke」「Dual-Stack MOSFET」「NexFET MOSFET」などを搭載した高品質モデル。Z97 Extreme6と同様に、M.2ソケットのうちの1つは同社独自の「Ultra M.2」になっており、32Gb/sという高速なデータ転送速度を実現している。またSATA Expressが2ポートに強化されたのもポイントの1つだ。