スピードマスターのアポロ11号45周年記念モデルを発表!

スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2014」。OMEGA(オメガ)は、名作のシーマスターをはじめ、かつての同社ヒストリーメーカーをリスペクトしたモデルを発表した(以下、写真をクリックすると拡大表示)。

シーマスター 300 マスター コーアクシャル

ダイバーズウォッチ「シーマスター」(1957年)の復刻モデル。回転ベゼルのギザギザや、シンメトリックなラグといったディテールを完全再現している。当時はヘリウム・エスケープバルブが付いていないため、復刻版もこれを踏襲。したがって名前からも「プロフェッショナル」が外されている(とはいえ、高圧潜水の必要がなければまったく問題ない)。

デザインを忠実に復刻しつつ、メンテ期間を飛躍的に延ばした「コーアクシャル」機構の自動巻ムーブメントを搭載し、バンドにも新パテントのアジャスター(調整範囲は最大9.6mm)を採用するなど、先進的な使いやすさも身にまとっている。SSケースも非常に軽い。

パワーリザーブは60時間。ケースは41mm径、300m防水。価格はSS+18Kセドナゴールド&ブラックセラミックリングが121万円(税別)、チタン+18Kセドナゴールド&ブルーセラミックリングが144万円(税別)、チタン&ブルーセラミックリングが86万円(税別)、SS&ブラックセラミックリングが63万円(税別)。発売は2015年1月を予定しているが、早まる可能性もあるとのこと。

シーマスター 300 マスター コーアクシャル。チタンケース&ブルーセラミックリング(右)、SSケース&ブラックセラミックリング(左)

回転ベゼルのギザギザやシンメトリックなラグの形状が良くわかる

スピードマスター プロフェッショナル "アポロ11号"45周年リミテッドエディション

米国の有人宇宙飛行計画「アポロ11号」(人類が初めて月面に立った)において、クルーがスピードマスターを使用した。その45周年を記念したモデル。45周年に合わせて、パワーリザーブ45時間の手巻ムーブメントを採用。マットなダークグレーのダイヤルは、月面からインスパイアされた意匠。余談だが、今年のオメガはマットダイヤルが多く見られた。文字はレーザー刻印されている。

ケース径は42mm、50m防水。裏ぶたにはシリアルナンバーとともに「FLIGHT-QUALIFIED BY NASA FOR ALL MANNED SPACE MISSIONS」「THE FIRST WATCH WORN ON THE MOON」「APOLLO 11, 45th ANNIVERSARY, LIMITED EDITION」の文字が刻まれる。バンドはNATOストラップ。

特製ボックスと証明書が付属。アポロ11号が月面着陸に成功した1969年に合わせて、1969本の世界限定となる。価格は70万円(税別)で、2014年夏の発売予定。

スピードマスター プロフェッショナル "アポロ11号"45周年リミテッドエディション

バックのメダルとアニバーサリーワード

デ・ヴィル トレゾア マスター コーアクシャル

1940年代後半に発表された「デ・ヴィル トレゾア」コレクションにインスパイアを受けた薄型モデル。シリコン製ヒゲゼンマイを使用し、15,000ガウスの高耐磁性能と60時間のパワーリザーブを持つ手巻ムーブメントを搭載。クル・ド・パリ模様のダイヤルが非常に美しい。タイムゾーン機能付き。ケース外径は40mmでケース厚は10.6mm、30m防水。価格は18Kセドナゴールドモデルと18Kイエローゴールドモデルが132万円(税別)、18Kホワイトゴールドモデルが144万円(税別)。2015年1月発売予定。

左から、18Kイエローゴールド、18Kホワイトゴールド、18Kセドナゴールドモデル

ブース内の壁掛け時計は「コンステレーション」のデザイン! なお、コンステレーションも新作が多く発表されていた