操作面についても説明しておこう。「TUNING」ボタンを回して使用する機能を選び、「再生/一時停止」ボタンで再生スタートというのが、基本的な操作スタイルだ。
下の写真は、MAP-S1で音楽CDを再生しているところだ。楽曲情報データベースは搭載していないので、ディスプレイにはタイトルなどは表示されず、トラックナンバーと時間のみの表示となる。
フロントのUSBポートにUSBメモリを接続し、そこから音楽を再生した場合には、ファイル名が表示される。192kHz/24bitのWAVファイルを再生しているのだが、サンプリングレートや量子化ビット数は表示されない。
Bluetoothからの再生の場合には、接続している端末名が表示されるのみ。ネットワークからの音楽再生時も同様で「HOME NETWORK」と表示されるだけだ。しかし、Bluetoothやネットワークからの再生の場合、別の機器で選曲などの操作を行うことになるため、特に不都合はないだろう。
PCからの音楽再生を行う
PCから音楽再生を行うには、2つの方法がある。1つはUSB経由で、もう1つはネットワーク経由だ。USB経由の場合、MAP-S1の背面パネルにあるUSB Type B端子とPCをUSBケーブルで接続する。ドライバーをインストールすると、ASIO・WASAPIで接続可能だ。
ネットワーク接続の場合、WindowsMediaPlayerの「リモート再生」デバイスから、MAP-S1を選ぶことができるようになる。
PC側からの操作だけでなく、スマートフォン用のアプリ「SongPal」を使用することも可能だ。SongPalはDMC(デジタルメディアコントローラー)としての機能を持っており、スマートフォン側の操作で、PCやNAS(ネットワークHDD)に保存されている音楽ファイルをMAP-S1で再生させることができる。なお、MAP-S1はインターネットラジオ機能も搭載しているのだが、この操作はSongPalからしか行えない。