HUMATOOL社「バランスシート」

一日中パソコンの前に座って仕事をするという職業柄、腰痛や肩こりには常に悩まされている。一時期、バランスボールを椅子代わりに導入するオフィスが話題となったが、ずっとバランスボールに乗って仕事をするのはなかなか大変だし、意外と場所をとってしまうことだろう。何かいい方法はないものか…と思っていたときに知ったのが、フィンランドで開発されたHUMATOOL社の「バランスシート」だった。

自転車のサドルのような見た目の「バランス シート」(1万8900円)。どうやって使うかといえば、ふだん使っている椅子の上にのせて、その上に座るだけ。座面の下には半球状のバランスボールが内蔵されており、自身でバランスを取りながら座ることでインナーマッスルが自然と使われ、肩こりや腰痛解消が期待できるという。さらには体感が鍛えられることで基礎代謝がアップ、痩せやすい体にもなるのだとか。

自転車のサドルのような見た目

北欧の健康器具だけあって、ファブリックのデザインも何だかかわいい。早速、オフィスで使ってみたのでその使用感をご紹介しよう。

まずはふだん使っている椅子の座面を下げてバランスシートをのせ、その上に座る。もっとぐらぐらするのかと思いきや、意外に安定感があるというのが最初の印象。私は猫背の傾向があるのだが、このバランスシートに座った途端、自然とシュッと背筋が伸びるから面白い。10分ほど座っていると、なぜだかおなか周りにじんわりと汗が。インナーマッスルが使われているという証拠なのかもしれない。

あたたかみのあるファブリックでおしゃれ

裏返すと、ボールがついている

原稿を書いていて、ムムム……と行き詰まってきたとき、気分転換に体を前後左右に傾けてみた。すると、いい感じにウエストまわりの運動になり、これは部分痩せにも効果がありそうな気がする。

最初は1日10分程度から使用開始し、徐々に使用時間を伸ばしていくとのこと。使い始めて1週間、まだダイエットや腰痛改善などの効果は不明だが、バランスシートを使っている間はとても姿勢がいい。長期間の使用で、姿勢の悪さからくる肩こりや腰痛に関しては改善も期待できそう。無理なく続けられるので、これからも使い続けてみようと思う。